サビサビの鉄パイプでも塗装だけで保護できるか?
先日塗装した鉄製のパイプの塗り替えで錆が異常なほど出ていたのですが、これは塗装だけでどのくらいもつのか心配でした。ただ、どのくらい現状維持するかは塗装してみると分かりますが、塗った時に素材に塗料が入り込む感覚を感じるようなものでしたら塗料の食いつきも良いという事なので塗り重ねれば塗膜も徐々に厚くなり外部からの空気も遮断して雨による錆の発生も抑える事はできるでしょう。
コメント0件アスファルトにラッカー系の白色ラインを塗るのは無理か?
アスファルトに自分で色を塗る時にラッカー系塗料の白色塗装はお勧めできません。それはラッカー系のような強溶剤系の塗装はアスファルトを溶かしてしまいきれいに塗れたつもりでも時間の経過でアスファルトが溶け出し黒っぽい色が滲んで浮き上がってくるのです。なのでラッカー系以外の塗料がいいのですが外部で雨の心配があるなら水性系よりも速乾性のアルキド樹脂系がお勧めですね。
コメント0件コンクリート床をローラーで快適に塗るには
コンクリート床の塗装は簡単な作業ではありますが面積が多いと意外と腰や背筋が同じ姿勢で作業するほど痛くなります。正直言って壁を塗るよりも床塗りは大変です。下地処理や工程通り塗ると塗装回数も多くローラーに長柄を付けた長柄ローラーでもかなり腰が痛いですね。少しでも快適に塗装できたらいいのですが塗り方を変えられないので「ローラーの毛丈」を変えてみるとかなり違います。毛丈は普通では13mmですが、長毛のタイプでは25mmかそれ以上があるので試す価値ありです。塗料の含みや吐出しもよく塗りやすさは向上します。
コメント0件同じ色でも艶ありと艶消しでは色が違って見える。
同じ色でも艶ありの時と艶消しの時の差が意外と大きいことはあまり知られていないと思いますがご存知でしょうか。艶の状態が違う事によって受ける印象も随分と変わります。例えば黒色の外壁に仕上げたいという方が艶有と艶消しと迷ったら耐候性は別として艶消しをお勧めします。それは濃い色ほど艶消しは落ち着いて見えるのを知っているからです。艶の違いだけでも変化が大きいので奥が深いですね。
コメント0件ワックスが塗ってある面へ塗装は可能か?
ワックスが塗って床面を保護してある部分へ塗装することはできるのか?基本的には塗装できてもワックスが邪魔して弾いたり密着不良で時間の経過で剝がれ落ちたりと不具合は速かれ遅かれ必ずおきます。どうしても塗装するならワックスを剝がすか剥離剤で落とすなどしないといけません。よくある工事ではコンクリート床面の塗装でワックスがかかっている場合はコンクリート表面を研磨機で薄く削ってから塗装しています。
コメント0件木の板に白い水性塗料を塗ったら乾いた時に色が変色していた
木の板に水性塗料の白色を塗って仕上げたかったけど、何故か乾いて見た時に「塗った時と色が少し違う」という事を感じた事はないですか?それは木の板から出た「アク」です。木のアクは水性塗料と溶け出し濃い茶色のような色が僅かに出てくるので乾いた時に見ると変色した状態となってしまうのです。それを改善するためにはアクが出ないような下地処理やアク止めの下塗りを先に塗っておくと上塗りがきれいなままおさまりますね。
コメント0件スレート系の波型屋根は塗装することにより艶も耐久性もアップします。
スレート系の屋根はできればこまめに塗っておくことをお勧めします。それは、屋根にコケが付くようになるといつまでも水分を含んでしまい屋根表面が脆くなり欠けてしまいます。塗り替えをするなら5年から10年以内に塗り替えサイクルを決めていけば長持ちしますね。一般に屋根塗装は艶ありの塗装ですが、艶がある事で水弾きや防水の機能をしているので艶の状態やコケの生え具合などで塗装の判断基準となります。
コメント0件破風板は塗装した方が良いのか?板金でカバーした方が良いのか?
塗り替え工事で破風板部分をよく見ますが、塗装で保護できるのか、板金でカバーした方が良いのか?考える事がよくありますが、弊社が思うには「劣化してたらカバー工法で薦める」です。破風板は意外と雨の当たりやすい部分なので屋根の次に劣化しやすい部分といえます。今の時点で剝がれがある場合はカバー工法をお勧めします。予算的にも板金するとかかりますが、雨の浸み込みはなくなるので、20年は塗装しなくても大丈夫ですね。
コメント0件ベニヤ板の「外部仕上げ」は塗装しても剝がれやすい
外部の仕上げ材でベニヤ板仕上げがしてある所は今ではほとんどないと思いますが、塗り替え工事に行くと稀に古いお宅に使用されてますね。特に外部の天井部分の素材が多くほとんどの場合は塗膜剝がれを起こしています。ベニヤ板は普通に塗装できますが、ベニヤ板が湿気を含みやすくて長雨の時や梅雨時期などは板が変形してしまうので塗装面も曲がりパリパリと剝がれてしまいます。なので、ベニヤ板は内部仕上げの場合に使用されていますね。
コメント0件外壁や屋根の部分的に柔らかくなっている所は要注意です。
以前、屋根の塗装依頼で「屋根から水が漏れているから見てほしい」という事で見に行きました。屋根に上ると屋根が波打っていて一部はへこんでいる所もありました。屋根でへこんでいる所は雨が降ると確実に水が溜まりそこが漏水の場所となるので絶対にダメです。屋根の素材もなんとなく柔らかくフワフワする状態でしたので全体的に漏水場所から湿気がまわり腐り始めていたと予想されます。こうなると塗装だけでは保護できなくなるので屋根のメンテナンスだけは大事です。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。