工場内を明るくするために艶ありの塗料で仕上げる
省エネ環境作りという事で工場の明かりも蛍光灯からLED型に変わってきています。私たちの塗装工事でも省エネに貢献できないか考えた所、工場内部の壁面をいつもの艶消し塗料仕上げから艶あり塗料仕上げに変更したところ照明の光を反射するので周囲がより明るくなり作業性が向上したと聞きました。艶あり仕上げにはもう一ついいことがあります。それは、壁が汚れたら雑巾やウエスで拭き取れることです。艶消し仕上げだと拭いたら逆に汚れてしまいますからね。
コメント0件鉄部の錆が出やすい条件とは
錆の発生しやすい場所はある程度は決まっています。外部では鉄骨柱の根元部分や鉄骨階段の根元部分(水切れの悪い場所ほど錆は発生しやすい)などです。そして内部では倉庫の天井などでも錆は発生します。雨に濡れない内部という環境でなぜ錆が出るのかというと、簡単に言えば湿気が原因です。雨の日や湿度の高い日に内部鉄骨を触ってみると分かると思いますが濡れていることが多いです。内部と言えども湿気をまといやすいので劣化する前には保護したい部分です。
コメント0件建物にとってコーキング・シーリング材の伸縮性能がとても大事
コーキング材などで建物保護に使用したいのが伸縮性能が高い材料です。揺れや気温などにより素材の伸縮が激しいと亀裂を起こして漏水などになりやすいのですが、最新の材料では条件により10年以上経っても変化なしで保護できる様なので頼もしいと感じます。その材料の特徴は柔軟性が大事で乾いても柔らかいのですが、唯一の欠点は時間が経っても表面はなかなか乾かない事です。特に冬場は乾くのに時間がかかりますね。
コメント0件外壁の汚れやすさは「ひさしの有無」が大きく左右する
外壁塗装してもその家々の環境や条件で耐久性や汚れやすさは大きく異なります。一般に昔からの家の場合は軒先やひさしとなる部分が大きいことが多く雨で直接塗れない事で塗装した面も劣化しにくく長持ちしやすいと思います。逆に今の家はひさしが小さい事や無い場合が多く雨で直接濡れて太陽の紫外線も受けやすい場合では塗装面の劣化しやすいと思います。
コメント0件塗料の塗りやすさ・塗りにくさは塗料の濃さに関係している
刷毛塗りでよく感じることは「昨日と同じ濃さなのに今日は塗りにくい」と感じることです。塗料の濃さは同じでも、昨日と今日では気温や湿度が違うので環境の変化によっても作業性に影響を受けます。また、塗りにくいの反対では塗りやす過ぎて下地の色が透けるなど、その日によって丁度良い濃さにするには毎日の経験でできるようになってきます。
コメント0件デコボコの面を塗るにはどうしたらいいか?
デコボコした部分の塗装は色が隅々まで入りにくく塗りにくいというのがありますが、塗料を飛散させたくないしコツコツと仕上げるなら刷毛塗りで、周囲をシートで養生して一気に仕上げるには吹付で仕上げることもあります。塗装する面積にもよりますが手塗りである程度早く仕上げたいときはローラー塗りがお勧めで、ローラー塗りでも毛丈の長い「25mm以上」ものを使用すると格段に作業性がアップします。
コメント0件ウッドデッキを塗る前に雨が降ってしまった場合は・・・
雨が降ってデッキ材が濡れてしまい塗装できないという事もありますが、そんな時は後日乾いている時に塗ればいいのです。しかし、その日しか時間が取れない場合は乾かすしかないのです。以前も中学校のウッドデッキ塗り替えで前日に雨じゃなく雪が降って積もりはしませんでしたが予想通り濡れていたので乾いた雑巾やウエスで拭き取り扇風機や送風機で風を送り乾かしました。場所によっては乾きの遅い所もあるのでドライヤーも準備しておいた方が効率的です。
塗装前の状況 塗装完成 コメント0件鉄板の部分剝がれを補修塗りするには
鉄板の塗膜剥がれの補修をするには大きく2つの選択があります。ひとつは全体的に今塗ってある塗膜を剝がす、もしくは剝がれた部分はそのまま塗っても段差が見えてしまうのでその部分だけパテで埋めて全体を塗装するかです。どちらを選ぶかは剝がれ具合をみて剝がれている部分が少しなら埋める方法、全体に剝がれていたら全部剝がすなど平らな鉄板なら剝がしやすいかもしれませんがRになったり波型などは難しいです。
コメント0件冬の塗装は乾くのか心配という声がありますが。
実際に毎日作業している自分が感じていることは、問題なく乾いて翌日は次の工程に移る事ができます。ですが作業できる時間帯というのはあります。あまり早い時間や夕方前などは避けるようにしています。しかし問題は外壁よりも屋根の塗装で、夜露が降りるなど塗装したての時はなるべく日中の温かい時間帯に作業を終えるようにしています。寒さの強い冬の塗装工事ですが空気は乾いて塗装密着性も良いので作業時間を見極めて作業しています。
コメント0件オイルステンの着色は途中で止めると色ムラになる
木材や板材などのカラー着色でオイルステンや防虫剤などの粘りの少ない水のような塗料を塗る時にはポイントがあります。簡単に着色することはできますが塗りムラが出やすい事です。例えば木のテーブルのように無塗装なものにオイルステインを塗装する時に木目に沿って塗り始めますが、塗り始めたら刷毛やローラーを止めずに最後まで一気に塗り込まないと途中で始めた所は最初の塗料が乾いている所に塗り重ねる状態になるのでその部分だけ色が濃くなってしまいます。また、一度色ムラになった場合はうまく治らないと思いますが、何度も塗り重ねて最後に乾いたウエスで拭きあげると多少は良くなるでしょう。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。