塩ビパイプや塩ビ樋は密着性を考えるとやっぱり溶剤系の塗料で
塩ビパイプ系の塗装はひと昔では普通の塗料「弱溶剤系のペンキ」を塗っていました。しかし、塩ビとの相性も悪く経年劣化で意外と早い段階で部分的に剝がれがおきていました。しかし、弱溶剤系でもウレタン系やシリコン系などの塗料に変わってからは下地処理がしてあればほとんど剝がれなくなりましたね。特に2液型塗料になってからは変色やチョーキングはしても剥がれなくなったので安心できますね。
コメント0件スプレー塗装は刷毛塗りなどと比べて塗料の濃さが違う
塗料の濃さは塗装道具によって違いますが、刷毛塗りとローラー塗りは同じでも大丈夫ですがスプレーによる吹付は塗料の濃度が濃いと材料が噴出できないので薄めて塗装するのが一般的です。塗料濃度が濃いと塗料の出方は弱くなり吹き付けした時の塗料の粒子も大きく出るので粒々の模様が見て分かります。しかしその仕上がりではダメなので水に濡れたようなフラットな表面に仕上がるように塗料濃度を薄めて調整して仕上げています。
コメント0件マスキングテープを使ってきれいなラインに仕上げる
塗装用具の中でも重要な役割をしている養生テープですが、真っ直ぐなラインを出すのに使用するマスキングテープはとても重宝します。特に多いのがサッシュ枠などの部分は目につきやすく曲がったりするので最終の手直しタッチアップ塗りなどの時にもきれいなラインを出す事ができます。また、床面の塗装の際でも同じですが、道路など舗装に白線のラインを入れたり駐車枠を書いたりする時も多少は段差部分が色がはみ出してしまいますが少し離れた所から見ると意外ときれいに見えるので養生なしのフリーハンドで書くより断然いいですね。
コメント0件同じ名前の塗料でも種類やメーカーにより艶の保持力が違う
一般に外壁塗料の水性シリコン仕上げとかありますが塗料の種類やメーカーの違いによりその耐久性や艶の保持力も異なります。その塗料の良し悪しは塗りたての状態では同じに見えるので分かりませんが、その後の状態は3年・5年・10年と経過するにつれどの塗料も変化していきます。その変化の少ない塗料「例えば北面と南面の違い」は耐久性の高い塗料という事になるので、目で見て確認するにはこの方法で確認しています。弊社も昔は溶剤系ばかり塗装していましたが、塗装する物によっては水性系の塗料の方が長持ちするものもあるので衝撃的でした。
コメント0件石膏ボードのジョイントパテは滑らかに仕上げる
内部石膏ボードのジョイント部分はパテ処理をしますが、パテのやりかたで最終的な仕上がりにも影響するので丁寧に仕上げるようにしています。パテの種類も目の粗いパテを塗って乾いたらペーパーを当てて平らにして、その後に目の細かいパテを塗って同じようにペーパーを当てて滑らかに仕上げます。ペーパー処理も面積が大きい場合はペーパーサンダーの電動工具を使用すると速くてきれいな仕上がりになりますね。
コメント0件水性床塗装の作業中でのアクシデント
水性塗料の塗装中に起きたアクシデントでやばいと思ったことは塗装作業中に床が突然水で濡れたことです。塗装作業中は何も気にせず作業しましたが、途中で大雨が降ってきて近くの竪樋から雨漏れし床面が水の覆われてしまったのです。当然、水性塗料なので水に溶けてしまい色が分離したり塗装の密着性も低下してしまうので乾いてから後日塗り直しです。倉庫やガレージなども同じで大雨により水が倉庫内に入り込むこともあるので塗装前によく確認してから塗装したいと思います。
コメント0件表面がザラザラの滑り止め塗装は様々なところで使われています。
表面がザラザラと仕上がるノンスリップ塗装はいろんなところに使われています。例えば、滑りやすい通路やスロープや階段部分、場所によっては階段の手すりなど床面と併せて塗装することがあります。使用場所の条件としてやっぱり雨が降り水が溜まりやすい所がメインですが、工場内部などの油を使用するところでも有効なので施工する事があります。使用頻度についても自然にザラザラ感は低下してくるので定期的に施工するのがおすすめです。
コメント0件水性塗料のニスは艶があまり出ないことが多い。
木部塗装で水性塗料のニスを塗って仕上げる作業で、塗料が乾いた時に見たら思ったよりも艶が出てないのでもう一度塗り重ねたことがあります。艶が出ない原因は木材の表面が塗料を吸い込んで艶が出ないという事と、材料の水性塗料のニスは溶剤系に比べて艶が出にくいという事もあります。水性塗料のニスでも艶を少しでも出すにはニスを塗る前にしっかりとペーパーをかけて表面を滑らかに仕上げる事やニス用の下塗り材があれば塗っておくなどすると多少は違うと思います。
コメント0件プラスチック製の塗装は下塗りのプライマーが大事⁈
プラスチック製品への塗装は普通に塗る事はできても塗装後の状態まで考えて塗装したことはありますか?プラスチック製のような表面が硬いものや柔らかいものなど種類がたくさんある分、塗装の密着性もそれぞれ違うと思います。密着力が弱いと剝がれの原因となりますので剝がれないようにするには下塗りのプライマーが重要となります。その下塗り材も沢山あるので一つあげるとすれば「ミッチャクロン」という材料があるので試してみる価値があると思います。
コメント0件水性塗料は塗装の前後で色が変わりやすい
油性塗料に比べて水性塗料は塗装の前後で色の差が大きいことがあります。その中でも白色系の薄い色はまだいいですが、黒色や赤色や黄色などの原色系の色は塗装前の液体の状態と塗装後の乾いた時の色の差が大きく変化します。以前塗装した現場で消火設備の真っ赤を塗るのに水性塗料を使い塗装しましたが、塗装作業中の色はピンク色でしたので見た人が「派手な色に変えるんだね」って言われましたが乾いてみると真っ赤に変身するので驚かれました。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。