塗料の塗りやすさ・塗りにくさは塗料の濃さに関係している
刷毛塗りでよく感じることは「昨日と同じ濃さなのに今日は塗りにくい」と感じることです。塗料の濃さは同じでも、昨日と今日では気温や湿度が違うので環境の変化によっても作業性に影響を受けます。また、塗りにくいの反対では塗りやす過ぎて下地の色が透けるなど、その日によって丁度良い濃さにするには毎日の経験でできるようになってきます。
コメント0件デコボコの面を塗るにはどうしたらいいか?
デコボコした部分の塗装は色が隅々まで入りにくく塗りにくいというのがありますが、塗料を飛散させたくないしコツコツと仕上げるなら刷毛塗りで、周囲をシートで養生して一気に仕上げるには吹付で仕上げることもあります。塗装する面積にもよりますが手塗りである程度早く仕上げたいときはローラー塗りがお勧めで、ローラー塗りでも毛丈の長い「25mm以上」ものを使用すると格段に作業性がアップします。
コメント0件ウッドデッキを塗る前に雨が降ってしまった場合は・・・
雨が降ってデッキ材が濡れてしまい塗装できないという事もありますが、そんな時は後日乾いている時に塗ればいいのです。しかし、その日しか時間が取れない場合は乾かすしかないのです。以前も中学校のウッドデッキ塗り替えで前日に雨じゃなく雪が降って積もりはしませんでしたが予想通り濡れていたので乾いた雑巾やウエスで拭き取り扇風機や送風機で風を送り乾かしました。場所によっては乾きの遅い所もあるのでドライヤーも準備しておいた方が効率的です。
塗装前の状況 塗装完成 コメント0件鉄板の部分剝がれを補修塗りするには
鉄板の塗膜剥がれの補修をするには大きく2つの選択があります。ひとつは全体的に今塗ってある塗膜を剝がす、もしくは剝がれた部分はそのまま塗っても段差が見えてしまうのでその部分だけパテで埋めて全体を塗装するかです。どちらを選ぶかは剝がれ具合をみて剝がれている部分が少しなら埋める方法、全体に剝がれていたら全部剝がすなど平らな鉄板なら剝がしやすいかもしれませんがRになったり波型などは難しいです。
コメント0件冬の塗装は乾くのか心配という声がありますが。
実際に毎日作業している自分が感じていることは、問題なく乾いて翌日は次の工程に移る事ができます。ですが作業できる時間帯というのはあります。あまり早い時間や夕方前などは避けるようにしています。しかし問題は外壁よりも屋根の塗装で、夜露が降りるなど塗装したての時はなるべく日中の温かい時間帯に作業を終えるようにしています。寒さの強い冬の塗装工事ですが空気は乾いて塗装密着性も良いので作業時間を見極めて作業しています。
コメント0件オイルステンの着色は途中で止めると色ムラになる
木材や板材などのカラー着色でオイルステンや防虫剤などの粘りの少ない水のような塗料を塗る時にはポイントがあります。簡単に着色することはできますが塗りムラが出やすい事です。例えば木のテーブルのように無塗装なものにオイルステインを塗装する時に木目に沿って塗り始めますが、塗り始めたら刷毛やローラーを止めずに最後まで一気に塗り込まないと途中で始めた所は最初の塗料が乾いている所に塗り重ねる状態になるのでその部分だけ色が濃くなってしまいます。また、一度色ムラになった場合はうまく治らないと思いますが、何度も塗り重ねて最後に乾いたウエスで拭きあげると多少は良くなるでしょう。
コメント0件外部塗装のコンパネ材やベニヤ板は貼り合わせ部分が剝がれやすい
内部工事で使用されることの多いコンパネ材やベニヤ板を外部塗装で行うこともよくありますが、薄い板の張り合わせで構成されているものを外部で使用することは濡れると膨張して貼り合わせてある糊が剥がれ浮いて剥がれやすいので塗装するのもあまりお勧めではありません。稀に軒天井の素材がベニヤ板という所もありますが、天井は梅雨時期など特に湿気が上がり板の膨れや剥がれなどがおきやすいので塗装しても下地の変形により剝がれやすいと思います。
コメント0件色分けするのにラインを出すにはマスキングテープを上手に使う
外壁塗装でも天井塗装でも色分けするときにマスキングテープを貼って真っ直ぐなラインを出しますが、条件によってはきれいなラインを出せない事もあります。それは、下地がザラザラでマスキングの密着性が悪くテープが浮いてしまうとか、下地が湿気を帯びていてテープの密着力が弱いなどテープがしっかりと密着しない場合にテープの浮いた隙間から塗料が入り込んでしまう事がよくあるので注意が必要です。それらに対応するには天気が良くて空気の乾いた日に施工する事やザラザラした面に関しては粗面用のマスキングを使用するかテープ押さえ用のハンドローラーを使用するとラインが出しやすいのではと思います。また、逆にテープの密着が強すぎても剥がすときに塗装で仕上げた部分まで剝がれてしまう事もあるので下地とのテープ粘着性をテストして低粘着性にするか高粘着性を使用するかは現場により判断しています。
コメント0件湿気が多い時は塗装の乾きが遅くなる。
冬の室内工事でもありますが、夏のムシムシした時の外部塗装でも同様に乾きが遅くなります。乾きがゆっくりになると塗装した面が外壁であれば塗料垂れの状態にったり、塗装した面に水蒸気のような水滴が表面を覆うと色の変色などの原因となります。また、ラッカー系のニスなどでは透明を塗っても乾いた時に白く濁るブラッシング現象がおきることもあります。
コメント0件鉄骨のここだけは塗っておきたい場所とは
鉄骨の塗装でいつも劣化を見かけるのが床面に近い柱の根元や雨ざらしの鉄骨階段など水はけの悪い場所では錆の発生と錆の進行がとても早いので注意が必要です。鉄骨のひさしでも床面から離れた部分でも場所によっては壁面との付け根部分や端っこがよく錆びているように見られます。錆びている部分をよく見ると錆止めや上塗りの塗膜の薄い部分が劣化していたので錆がひどくなる前に塗装で保護しておきたいですね。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。