塗装し始めたらきりの良い所まで一気に塗り終えるのがプロの仕事。
塗装って少しづつ休憩をはさみながら塗り終えるという作業だと思っていましたが塗装職人になって逆だと思い知らされました。それは「塗装したら次第に乾いてくる」のできれいに一枚仕上げ塗りのようにきれいに仕上げるには塗りムラを起こさないように乾き始めたところに重ね塗りしてしまうと艶の感じも変わってしまうので「塗り始めたら乾き始める前に最後まで塗りきる」事を大事にしています。外壁などでは広い面積位となるので上下二人でタイミングを合わせて塗り広げることを大事にしています。
コメント0件屋根が雨で濡れる前に急いで塗装をする
屋根塗装工事をするのに作業中に雨が降ると作業中断することもあるので常に一区切りするような場所を探して休憩なしに連続塗りをしています。この地方も梅雨入りしたようで雨の降りやすい日々が続きますが塗装は塗装する場所が雨などで濡れているのか濡れていないかで塗装の塗膜が剝がれやすいか剝がれにくいかと大きく差が出ます。剝がれにくい塗膜を作るために晴れた日を有効活用して精一杯塗りたいと思います。
コメント0件鉄部の錆が酷い場合は塗り替え時の塗料が通常時よりも余分に必要
塗装する時に面積を計算して必要な塗料の量を算出しますが、実際は毎回同じ使用量になる事は絶対にないです。今回は錆の状態により表面がザラザラしている場合では塗料がそこにとどまるので余分に必要となります。また、旧塗膜が剥がれたり逆に取れずに残ったりした場合も同じで、塗料が旧塗膜の縁に引っ掛かり塗料が垂れたりするだけでも使用量が増えます。
コメント0件雨で汚れやすいベランダ床のFRP塗装仕上げ
塗装工事でよく塗る場所としてベランダのFRP床は頻繫に塗装しています。ベランダ面は意外と狭くて囲まれていることが多く風通しが悪くすぐにコケが生えるというパターンがほとんどです。ベランダ床面も建物年数が10年を過ぎたなら表面の劣化をしているので外壁塗装に合わせて塗っておくほうが絶対にいいですね。塗装カラーも定番のグレー色以外にもグリーン色やその他の色もあり塗り替えのタイミングに合わせて色を変えるという方もみえます。
コメント0件古い塗膜は錆や剝がれがおきやすいので修繕する
雨ざらしの鉄骨塗装で昔からの古い塗膜は塗装してある塗料も十分な耐久性はないのでひび割れをおこしていたり錆の発生も多く見られます。錆の発生を抑えるには旧塗膜をすべて剝がしてから塗り替える手間がかかりますがやり直した分、耐久性も相当上がりますので長期間保存することもできると思います。
コメント0件雨に当たる部分は塗料が剝げやすい?
先日、現場の犬小屋を何気なく見かけて、その屋根を見ると半分は何ともないのにもう半分は塗膜が剝がれていたのです。何故半分劣化が進んでいるのか不思議だったのですが、ふとその上を見ると本宅のひさし屋根が半分かかっているのを見て思ったのです。「雨に直接当たる部分は劣化が進みやすい」のではと。小屋の屋根の塗装は普通のペンキ仕上げで色が塗ってありましたが場所により剥がれが目立って見苦しい所もありました。このような状態にならないためには「雨の当たらない場所に小屋を設置する」とか「雨でも防虫剤やオイルステイン系の塗膜を作らず浸透性の浸み込む塗料で塗装する」など対策する事ができます。
コメント0件コーキングを打ってからどのくらいで塗装していい?
コーキングを打ってからどのくらいで塗装できるかは様々な環境や打ち方・打つ量によっても違うと思います。基本的には打った翌日に塗装すると表面も乾いているし塗装のノリもよいと感じます。問題は乾ききっていない状態で塗装するとコーキング自体が収縮するにあたりその上に塗装がしてあると塗装面も下地が動くと同時に動いてしまうのでシワがおきたり塗膜の割れがおきたりと不具合が発生しやすいです。コーキングを打ったら最低でも半日から一日以上乾かしてから塗装することをお勧めします。材料にもよりますがウレタン系は比較的大丈夫ですがアクリル系コーキングは縮みやすいのでしっかり乾燥しないで塗装すると割れが出やすいです。
コメント0件塗り替え塗装しようとしている部分の周辺が植栽されているのでコケが繁殖している
塗装しようとしている部分がコケで覆われている場合の塗り替えはやはり「高圧洗浄などで洗い流すのが一番」と思います。塗装する表面にコケがついていると塗膜密着性も劣るので剝がれやすい状態となっていしまいます。また、周囲に大きな木や植物・植木などがある場合はコケが繫殖しやすく、塗る前には下地処理で洗い流しますが、洗ってからしばらくして塗る事になってもその期間中にまたコケが繁殖してしまう恐れがあるので、理想は洗った翌日に塗装を始めるとコケの心配も少ないでしょう。
コメント0件塗装は何回か塗り替えや塗り重ね過ぎるとどうなるのか。
塗装は何回塗っても特に問題はないと思いますが、塗装のムラや塗料が溜まっていたりすると厚みが変わるので凸凹になってきます。デコボコしたまま経年劣化してくると塗膜が浮いたり剝がれがおきたり不具合も発生してくるので塗り過ぎは良くないですね。塗り重ねは下地の状態をフラットできれいな状態にしてから塗る方が密着もよく見た目も均等仕上げに見えるので下地処理は大事ですよ。
コメント0件水性塗料の艶有と艶消しの耐水性を比べる
塗装しても臭いが少なくて安全な塗料の水性塗料仕上げは艶あり塗装仕上げと艶消し塗料仕上げではどう違うのか。結論から言うと「艶あり塗料仕上げの方が丈夫」です。何故かと言えば艶ありは水を弾く表面の膜ができるので丈夫ですね。逆に艶消し塗装の面は表面がザラザラで水がついても吸収しやすく水を弾く効果も薄いので水が当たりやすい環境の場合は艶有がおすすめです。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。