塩ビパイプは塗装で保護できる
建物の樋やパイプなど塩ビの製品も多く使用されていますが意外と塗装する機会も多くなっています。塩ビ管は一昔前では塗装してもあまり密着せず剝がれの原因となっていましたが今の塗料では弱溶剤系の2液型塗料が多いのでほとんど剝がれるという事はなくなりました。剝がれる心配がなくなったので塩ビ管の保護もしっかりとできますね。
コメント0件鉄骨の錆が出やすい所は柱の根元
鉄骨塗装でどの現場もそうですが柱の根元付近が一番錆びていると感じます。根元部分はやはり湿気が溜まりやすいとか風通しの問題などがあると思います。雨が降ると根元付近はいつまでも濡れている場所は要注意です。現場によっては鉄骨階段も地面のモルタルで固定してあると思いますが塗装の塗り遅れなどがあると鉄板の腐食により表面の剥がれや穴が開くなど、劣化が進む前には対処しておいた方が良いですね。
コメント0件外壁の汚れは「水切れ」の差で大きく違ってくる
外壁汚れの差は雨の水はけの違いにより汚れ方は大きく違ってきます。例えばサイディング外壁とトタン外壁ではトタン外壁の方が水はけが良くて乾き具合も良いので汚れや劣化という面では優秀ですね。さらに言えば横目地よりも縦目地の方が水が流れて乾きも早く汚れにくいと言えます。反対にサイディング外壁の横目地という家もたくさんありますが、汚れやすい傾向にあります。特に北面は水はけも悪いのでコケやカビが生えやすいでしょう。
コメント0件ウッドデッキに少し赤い「チーク」の色を塗装してみました。
木材の外部用塗料の代表的なキシラデコールは自分が塗装を始めたときから使用していますがもう30年から使用しています。その中の標準色でチークという色がありますが昔からいう木の色「ピニー色」より少し赤が強いような感じの色です。色の好みは人それぞれなので赤っぽい色や黄色っぽい色など選ぶこともできますし、ちょっと変わり種のグリーン色系もあるので色選びも楽しいですね。
コメント0件モルタルの壁を塗るなら水性系?油性系?
モルタルの外壁を塗るなら水性系がいいのか油性系がいいのか迷う事があります。両方とも塗る事はできるのでどちらが正解か分かりませんが個人的に言えば水性系ですかね。その理由としては「臭いが少ない」「塗りやすい」「モルタルと相性がよく密着しやすい」など、色が明るく透けやすい場合でも何度も気に入るまで塗り重ねができるので楽ですね。モルタル面は天井や床の場合でも水性系の塗装はよく行いますね。
コメント0件塗装の時に重宝する道具
塗装作業で工事に支障が出やすいことですが、それは「現場の明るさ」です。塗装工事をするのに現場が暗いと作業しにくくきれいに仕上げることはできません。そこでいつも持ち歩いているのはLED照明器具です。今ではとても明るくて消費電力も少なく雨の降りそうな曇り空でも明るくなると作業しやすく目が楽です。あまり明るすぎても見にくいので程々の明るさを確保できると作業しやすいと思います。
コメント0件塗料は缶の底に沈殿するので塗装前にはよく攪拌する。
塗料は全体的に缶の底に濃い成分が沈殿しているので塗装する前には確実に攪拌しないといけません。そんなことわかっていても混ぜるのを忘れて塗装したことがあります。その時に感じたことは、「刷毛で塗って見たときには色が分離して色が揃わない」とか「塗装してから乾きが異常に遅い」などで、特に色が揃わないという事は最終的に部分補修塗り(タッチアップ塗り)をしてもその部分が逆に目立ってしまうなど不具合が出る恐れがあるので注意したいですね。
コメント0件外部換気扇の油の付着している壁は塗装可能なのか?
外壁の塗装工事でたまに換気扇から油が流れ出ている現場がありますが塗装することはできるのか?という時があります。塗装の基本は塗装前に清掃して汚れを落とすのが一般的ですので清掃することが大事ですね。油が残っていると塗料がのらない事や弾いて塗れないなど不具合がでます。換気フードから流れ出ている場合でもある程度拭き取るか削り取ると塗装可能となるのでこまめに清掃しています。
コメント0件スプレー吹付塗装で吹きにくい場所は先に刷毛で塗っておく
スプレー塗装で塗装する物が平らなものならきれいに仕上がりますが、形が複雑な場合は吹付ではうまく塗る事ができない事って多いと思います。そんな時は「吹き付けしにくい所を先に刷毛で塗って仕上げておく」と全体に吹付する時に無理してその場所を塗らなくてもきれいに仕上がります。また、無理してスプレーで吹付仕上げをするとその部分だけ塗料がたくさんついて塗料垂れの原因となるので難しい所は先に刷毛塗りで仕上げると効率がいいです。
コメント0件塗料の乾き具合はシンナーの種類によっても変わります。
あるメーカーの錆止め塗料は強溶剤系のラッカーシンナーで薄める事も出来て弱溶剤系の塗料シンナーで薄めて使用することもできます。なぜそんな事ができるかというと「塗り替えの場合は何が塗ってあるのかわからないので強溶剤系で薄めて塗る場合は旧塗膜を溶かしてシワができたり縮みが出たりと不具合が出る可能性が高いので弱溶剤系シンナーで薄めて使用することができる」というメリットがあります。しかし、薄め液が変われば塗料の乾き時間も変わり同じ塗料なのに塗り具合も変わります。ただ強溶剤系シンナーを使用できるほどの塗料という事は塗料自体も揮発性の高い塗料という事なので塗り替えの場合の不具合はおきやすいので試し塗りしてから塗装することをお勧めします。
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- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。