強溶剤系塗料は勝負が早い?
工場内での床塗装を行いました。塗装するのに時間制限があり、床塗装したら早く乾かして通行の邪魔にならないようにしなければならなくて速く乾く強溶剤系塗料を使用しました。強溶剤は字のごとくラッカー系の臭いが強い代わりに乾きが早い塗料です。下地の状態にもよりますが塗料自体が強くテスト塗りして不具合が無ければ塗れるという少し難しい塗装仕様ですが、うまく塗装できれば効率的に作業ができる塗装ですので確認することが大事ですね。
コメント0件気温が高いと下地の状態によっては不具合が出る事も
何度も塗り替えをされているものに対して不具合が出やすいのですが、塗装作業中に太陽の熱で一気に温められて下地の塗膜が縮んだり反りあがりや変形などを起こす可能性は十分にあります。その不具合が出ないように無難に仕上げたい場合は「水性塗料を使用する」事です。水性塗料は下地に何が塗ってあるかわからなくても縮みなどの変形は起こしません。しかし、下地の塗装との相性が悪いと剥がれる可能性があるので下地処理でカバーするのか下塗り材でカバーするなどしなければなりません。
コメント0件外壁の隙間からコウモリが侵入!対策は
最近の塗り替え事情の中に「コウモリが出入りしている」と連絡がきます。今年に入ってからでももう数件になり特にコウモリの糞が同じ場所に落ちるので場所の特定もしやすいと思います。しかし専門業者ではやはり高額となりやすいので侵入口を簡単でいいから塞いでほしいとよく言われます。僅かな隙間でも屋根裏へ出入りすると考えられるのでコーキングで埋めるだけではなく大きな穴は板金のトタンで加工して取付工事を行っています。それでも内部の住みかとなっているのか不安の方は是非専門の害虫駆除業者に依頼されることをお勧めします。
コメント0件旧塗膜が水性でその上に弱溶剤系を塗ると旧塗膜を侵して膨れが出る事も
屋根のカラーベスト塗り替え時に旧塗膜が水性系で弱溶剤塗装で仕上げようとすると稀に旧塗膜を侵して縮みや膨れなどが稀に発生することがあります。その深い理由は分かりませんが水性で何回も塗り重ねた塗膜の上に弱溶剤系の塗料を塗ったことで不具合が出たことは間違いないようです。塗り替えする時に旧塗膜に僅かな亀裂があったことは覚えていますがその隙間から弱溶剤が流れ込み素地まで浸み込んで旧塗膜を浮かした事が原因だと思います。
コメント0件熱せられた床面の塗装は予想以上に乾きがはやい!
コンクリート床の塗り替え工事で気温上昇している状態なので当然乾きもよくなっていますが、太陽により床面も温められた状態での床塗装は予想以上にはやく塗っている最中でも端の方から色が変わってきているのがわかります。これは塗料の塗り継に影響が出るのではと心配ですが塗り方を工夫することで塗りムラを最小限にしています。ただこれからの季節は塗り方も難易度も上がるのでその都度考えながら作業をしています。
コメント0件厚膜床塗装のきれいな仕上がりと施工の難しさ
コンクリート床の鏡面仕上げと言われる厚膜塗装は普通の床塗りとは訳が違いかなりの難易度高い施工だといつも思っていますが、これがうまく施工できれば塗膜が硬くて丈夫な仕上がりとなるので下地にクラックが入らない限りいつまでも丈夫で長持ちすると思います。施工も床塗り屋さんなら上手に仕上げてくれるでしょうが施工単価は高めだと思います。
コメント0件コンクリートに塗った下塗りが乾きが遅いのは何故
コンクリート床塗装の仕事をよくしますが、見た目が同じでも下地の素材や性質は全然違うという事は多いと思います。今回も見た目は普通のコンクリートでも表面が着色してあるカラーコンクリートや鉄粉を混ぜ込んでいる床材など様々です。実際はその素材を見極めて下塗り材を決めるなど高度な見極め判断が必要ですが、密着性を高めるために下塗りに頼らず下地の研磨を十分に行い密着性抜群な状態にしています。ただ、その下地状態にしても下塗り材のプライマーの乾き具合は別で長年やってきている方でも判断しづらく塗ってみて初めて気づく事も多いようです。これはいくら湿度が低くても気温が高くても寒い時と乾き具合にさほど変化はなくとても判断しづらいのでいつも初心に戻った気持ちでやっています。
コメント0件塗装と湿度の関係はとても大事な事です。
これからの季節は雨も多くなり湿度も高くなってきますが、湿度が高い状態で鉄部などの塗装を行うと稀に不具合を生じます。鉄という素材は湿度に敏感で乾いた日に塗るのと比べて雨天など室内でもよくありますが素材に触れた瞬間にベタっと湿り気を感じることがあるのです。塗る前にウエスで拭き取ってから塗れば問題ありませんが、そのまま塗ると湿り気により塗装が滑って塗りにくいか塗れないなど不具合が出る可能性は高いと思います。
コメント0件天井塗装は飛散する塗料は顔に直撃
天井のケイカル板の塗装をしました。天井の塗装は常に上向きで首が痛くなりますが、それよりも塗装時に塗料が上から降ってくる方が辛いと感じます。天井塗装は頭よりも上の塗装がほとんどで腕を伸ばして刷毛塗りなりローラー塗りをして仕上げていきますが、その時に飛散した塗料を避ける事ができずに顔面で受け止める形となってしまいます。最近では塗料飛散を最小限にまでする画期的なローラーもありますが完全には抑える事ができません。上向き作業は逃げ場がないので仕方ないですね。
コメント0件黒色塗装は塗装作業中も熱を吸収して直ぐに濃くなってくる?
塗料の調合をして濃さも合わせて塗っていますが、気温が高いと持ち歩いているサゲ缶の中の塗料の濃さも気温と共に乾こうと作用しているみたいで刷毛に付ける前からそんな感じがしています。それはただ気温が高いだけではなく「硬化剤」という塗料の性能を高めるために混ぜ合わせるいわゆる2液型塗料による変化でもあります。冬とか気温の低い時にはあまり感じませんが、暖かくなると急激に硬化反応しやすくなり、更に塗料の色が黒いほど熱の吸収も高まるので固まりやすくなるのだと思います。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。