無垢板の魅力を活かしたい
木板の塗装をするのに板の木目をできるだけ活かした透明のニスのような塗装をお勧めしたいのですが、雨や紫外線の当たる外部のニス仕上げはやめたほうがいいと思います。何故なら外の影響(雨・紫外線)を受けると時間が経つにつれ白く変色してしまうからです。変色だけでなくパリパリと剥がれが起きたりするので厄介です。外部の木板の初めての塗装は塗っても剝がれの原因となる塗膜を作らない浸透型の防虫剤や着色剤を塗装した方がいいですね。
コメント0件雨上がりで日あたりもよく塗装日和
今日は昨日の雨天から一変、とてもよく晴れましたね。寒かった朝方から急激に気温が上昇して動きやすく感じました。これからの時期は暖かくなっていくので塗装工事も忙しくなりますが、一つ一つ思いを込めて塗装を仕上げているので塗装後も「劣化していた所はどうなっているのか」とか「傷みが進んでいないか」などふと思い返してしまいます。劣化した場所もそのままにせず再施工や対策など考えて工事しているのでよっぽど大丈夫ですが、職人ですのでそれでも気になってしまいますね。
コメント0件無塗装の木の汚れを洗う
木の自然に汚れた部分は雨などで木が濡れて乾いてを繰り返しシミとなって残ってしまいます。玄関柱や破風板など汚れる場所の定番ですが、洗い方によっても簡単な方法から難しい方方まであり仕上がりや金額も異なります。しみ抜き材や漂白剤を使って洗う方法は大変ではありますが、木の表面を比較的に傷めず洗う事ができて乾燥すれば以前のような明るい感じに仕上がります。
コメント0件雨の日の鉄骨塗装は不向き
雨の降る日に内部の鉄骨塗装をしようと思いましたが塗装することは無理でした。それはなぜかというと、外の天気が雨の場合、パラパラなどの小雨の時はまだ大丈夫ですが、ザザ降りの時は内部の鉄骨でも湿気をまとい易くベタベタに濡れてしまいます。簡単に言えば鉄骨類・鉄板などは雨天の工事では表面が結露して塗装できません。ので、内部と言えども晴れの乾燥している時に塗装することが重要です。
コメント0件鉄骨の錆が広がると錆止めの効力も低下する
鉄骨や鉄部の塗装で心配されるのは「現在の錆の発生状況」です。錆が出ていたら錆止めを塗ってから上塗りをすれば大丈夫。という事はなく、錆が少し出ていたら錆止めで錆が止まるかもしれませんが、錆が大きく広がっている状態ではただ錆止めを塗っただけでは錆を止めることはできません。錆を抑える方法は様々ですが、効率よく錆びを抑えるには下地処理(ペーパーやワイヤブラシなどによる錆落とし)と錆止め前に塗る錆固定剤塗りや錆止め材でも強力な2液型錆止め塗装や錆止めをしっかり乾かしてからの上塗り(上塗り材も2液型)塗装など、塗装工事は同じところを何度も乾かして塗りを繰り返します。何度も塗る事で錆の再発を抑えたり空気や水などの錆の進行を遮断させることでより長持ちさせることにつながります。
コメント0件陽射しがとても暖かくて
今朝はとても冷えましたが日中はどんどん気温も上昇して塗装日和でした。気温が13℃以上になったのは久しぶりで、あまりの温かさに汗をかいてしまいました。これだけ暖かいと塗装してても動きやすく作業効率も上がりますね。外壁の下塗り2液型錆止めから始まり、ベランダ前サイディング外壁のシーラー2液型や軒天井の防カビ剤塗装と破風板の防虫剤キシラ塗装など、一日でたくさん塗る事ができました。
コメント0件塗装するときの養生の重要性
塗装するときにパット思うのは刷毛で塗ろうか、ローラーで塗ろうかという事を思い出しがちですが、それは塗る楽しさを想像できるからです。でも毎日塗装している自分からすると塗装する前から「いかに簡単に片付ける事ができるか」という事を思ってしまいます。塗装すれば周囲を汚すし服も汚れ知らぬ間に飛散しています。とくに床面は確実に汚れるのでシートやウエスなど敷いてからその上で塗装をしましょう。当たり前で分かってる事でも忘れてて作業の途中で思い出すこともよくありますが、最初から準備できていれば片付けが簡単に済みますし周囲を気にせず思いっきり塗れますね。小さい面積なら段ボール箱を開いて敷くだけでも十分使えます。
コメント0件急激な温度変化に注意して塗装しています。
気温の低い日が続いていますが、日中は風がなければポカポカと暖かく感じます。屋根の塗装では昼間の温かい時間で作業するようにしないと急激な温度変化に塗料が対応できず乾く前に霜が降りて本来の艶が出ないとか艶以外にも濃い色では白っぽく変色してしまう事もあります。この時期では塗装するタイミングをよく見極めて作業しないと塗り直しとなる事もあるので注意しています。
コメント0件朝の屋根上はとても危険。
屋根と言ってもいろんなタイプがありますが、その中でも注意しなければならない屋根は瓦屋根です。瓦でも大きく2種類に分かれますが、ツルツルしたタイプとザラザラしたタイプです。一般には普通の住宅はツルツルタイプでお寺のいぶし銀の瓦はザラザラしています。塗装工事で注意したいところはツルツルタイプで雨や水で濡れた部分を歩く時に屋根との摩擦が少なくなるのでとても滑りやすい状態となっています。私たちも工事中ににわか雨でも降ってきたら屋根からすぐ降りるようにしています。降りれなくなることもあるので十分に注意して作業しています。それに比べてお寺屋根タイプのザラザラ屋根瓦は雨で濡れても足元に気を遣わず問題なく作業できます。
コメント0件木材の自然の汚れはある程度きれいになる
木材の汚れ(自然に雨が当たったり紫外線で変色すること)はある程度きれいにすることはできます。専用のあく抜き材やしみ抜き材などを使って徐々に汚れを落としていきます。ところが専用液が劇物なので業者でないと手に入れることが困難ですし、作業手順や施工方法を知っていないときれいにすることができません。ペンキ塗りと同様で「ただ塗るだけは誰でもできるが、垂やムラなく塗るという事は難しい」という事があるように汚れを落とす手順を決めて均等に色ムラを抑えるなど何事も奥が深いのです。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。