工場の床を油洗浄しました。
工場のコンクリート床といえば油汚れがメインで、塗装するにしてもまずは油を取り除かない事には塗れません。油の種類もシャビシャビの液体から硬めのグリスのような固体など洗浄するにも意外と大変です。ウエスを使って拭き取ったりスクレーパーで削ったりとよくやりますが、面積が広い場合は油分解成分の油洗浄液を作り床用ポリッシャーで回転させて洗浄する方が早くてきれいに取り除けます。しかし、汚れた洗浄液を回収するのにバキュームする機械がないと意外と大変かもしれません。あとはウエスで拭いて送風して乾かせば下地処理は完璧です。この下地なら塗装することもできますね。
コメント0件ベニヤ板にオイルステイン塗装を塗る時の注意点
仕上げ用のベニヤ板でシナベニヤがありますが、ニス塗りだけでなく着色する場合はオイルステインを先に塗ります。オイルステンの塗装はベニヤ板のような塗料を付けた瞬間に塗料を吸い取られるような吸い込みの強い板もありますが、吸い込みが強いほど色の重なり部分が色濃く乾いてしまうという傾向があるので塗り方には注意がいります。一番やってはいけない塗り方は広い面積を塗る時に小さな刷毛で塗り進める事です。広い所を塗るには大きな平刷毛で塗るか、コテバケのような物を使って手際よく塗り広げるか、もしくはカップガンに塗料をセットしてスプレー塗装をするなど、塗り残しが極めて少ない塗り方で仕上げるかなど塗り方を工夫して均等かつ塗りムラ・塗り残しが無いように気を付けて塗装しています。

シリコンシーラントの処理は手際よく
板金のつなぎ目や窓枠などに使用されるシリコンシーラントは塗料がのらず塗装する事ができない代表的なコーキングですが、防水性には抜群の効果を発揮します。塗装しない所によく使われていますがこのコーキングにも抽出してからヘラで押さえて養生を剝がす(マスキングテープを取り除く)までの時間によってきれいに仕上がるかどうかが決まります。比較的きれいに仕上がる条件としてこの冬のような気温の低い時ほど反応硬化が遅く作業しやすいですが、夏になり気温が上がると反応硬化も速くなり素早く仕上げないと塊の状態で乾いたりダマができたりと失敗することも多くなります。どちらにしても手際よく仕上げた方がきれいにできますね。

オイルステイン塗装した翌日にニスを塗ったけどニスが乾かない
無垢の建具の塗装をしました。色付けのためにオイルステイン塗装をして翌日に自然乾燥型のニスを塗りました。塗装した次の日には乾くと思い込んでいましたが微妙にベタツキが残っていたのです。この状態は完全硬化とは言えず原因は気温の低下という事もありますが、もっと重要なことは「下地のオイルステインがしっかりと乾いていなかったこと」です。半乾きの状態で上塗りを塗る事はできても乾きは極端に遅くなるので下塗りの塗装後や塗装間隔をしっかりと設けて作業を進めた方がいいと思います。
コメント0件すのこを防虫剤塗装で仕上げる
外の踏み台のすのこを作ってみました。外部の場合は雨や紫外線で傷みが早くなるので防虫・防腐剤の塗料を塗って仕上げました。板の見た目は最初はとてもよく木目なども最高ですが、少しでも長く持たせるためにはやっぱり定期的に塗る事をお勧めします。特に裏面など面倒な場所ですが裏返して塗り込んでおくと水を弾いて保護してくれるのでしっかりと隅まで塗ります。また、防虫剤のカラーバリエーションも豊富なのでこげ茶色だけでなく意外な色ほどインパクトがあり良いでしょう。

工場のコンクリート床を研磨下地処理作業
今日は工場のコンクリート床の塗り替え工事をしました。塗り替えると言っても現在の下地の状態が剥がれている部分などがあり、そのまま塗ってもそのガサガサが出てしまうので研磨する機械を使い旧塗膜をきれいに剝がしました。下地がきれいだと下塗り材を塗ってもスイスイ塗れて気持ちがいいですよ。工場内の作業では塗装すると臭いがこもるので有機溶剤を使用するなら防毒マスクをして換気の方も気を付けましょう。
コメント0件乾きの遅い木部のクリヤー塗装
ニス塗りの工事でカウンターや窓枠などよく塗装することがありますが、一言にニス塗りと言っても乾きの速い速乾性のラッカー系のニスから乾きの遅いニスまで作業スピードに合わせて使い分けています。中にはアルコール系の下地処理材もありニス塗装は下塗り材から上塗り材まで塗るものの状態に合わせて塗料の組み合わせを自由に組み替えて作業しています。ラッカー系のニスはすぐ乾くけど塗料が垂れたら補修しようとしても固まっていたり、弱溶剤系の乾きの遅いニスはきれいに塗れたと思っても少し時間が経ってから見ると塗料垂れをおこしていたりすることがあります。乾きの遅い塗料は寒い時期は気を付けないといけませんね。
コメント0件自宅前に雪が積もりました。
今日は雪が降るとは思いませんでしたね。突然降り始めて道路のアスファルトは大丈夫でしたが花壇や草・土の面は一気に積もりました。仕事の打ち合わせで瀬戸市に行っていましたが、打ち合わせが終わり帰り道に急激に積もり始め、タイヤはスタットレスではなかったので少し焦りました。自宅に帰り、昨日仕上げておいた木の棚のオイルステイン塗装が全然乾いていなかったのでクリヤー塗装はまた後日にしようと思います。
コメント0件室内の塗装は要注意です。
室内塗装で水溶性の塗料は大丈夫ですが、有機溶剤系(シンナーで薄めるもの)の場合は塗料が乾くときに揮発するので有毒性のガスが出て危険を伴います。室内でも特に物置やお風呂場・脱衣場などは部屋の空間が狭いので臭いのたまりやすい条件となるので特に注意が必要です。有機溶剤の塗装をするには狭い場所ほど空気を入れ替えるなどの換気をして、風通しが悪い場所では送風機を使い強制的に風を入れ替えるなど防毒マスクを着用してても空気の入れ替えをして安全に作業するようにしています。
コメント0件木板の着色とニスの下塗り
木板の塗装をしました。先日色を決めてオイルステイン塗装をしましたが、濃い色の着色のために木に色が入りずらく同じところを乾いては塗りの繰り返しで着色しました。そして、ニスの下塗りの色止め材で表面をコーティングしてから艶有の自然乾燥タイプのニスで仕上げました。普通の薄い色では色止め材は使用しませんが、濃い色ほどラッカー系のニスを塗る場合は塗っている最中に弱いオイルステインの色を溶かしてしまう恐れがあるので色止め剤を入れた方がいいと思います。

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- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。