破風板劣化や塗膜剥がれは防虫剤塗装や板金カバー工法で
破風板は外壁よりも外に出ているので劣化しやすく、色の変色や剝がれなどなりやすいです。耐久性をあげるにはオイルステイン塗装がしてあれば着色剤入りの防虫剤塗装や、ペンキ剥がれがひどい時は板金によるトタンカバー工法で保護します。このトタンカバー工法は塗装よりは多少費用が余分に掛かりますが新品の時のような状態に戻せるのでお勧めで施工することが多いです。同様にひさし屋根の木部カバーなど木部のあらゆる部分を板金でカバーすることもできます。



色選びは薄い色よりは少しでも濃いめの色を。
色を選ぶときに白い色か白に近いアイボリー系の色を選ばれるときがあります。色の特性として白い色ほどチョーキングしやすいという事があります。少しでも長持ちするような濃いめのアイボリー系やグレー色系は色の経年劣化による変化も少なくオススメです。逆に濃い色のこげ茶系や黒系などは色落ちの変化がわかりやすいので艶有よりは艶消しの方がいいかもしれません。また、色選びは意外と難しいのでプロにより提案しています。
コメント0件壁にコケが生えてきたら塗り替えのタイミングかな?
外壁にコケが生えてくるという事は塗装の膜に力がなくなってきているという事が言えます。塗装膜には水を弾く機能や防カビや防藻など様々ありますが塗膜劣化で徐々に失われてきます。塗り替えの年数としては新築から10~15年と言われますが、その土地の環境や条件でも変わりますので何とも言えませんが、やっぱり遅いよりは早い方が下地が傷む前に塗装した方がより長持ちします。コケやカビが出てきたら様子を見て塗装を検討してみてほしいと思います。

コンクリート厚膜塗装は塗り替え時の劣化処理が難しい。
室内コンクリートの床塗装で綺麗に仕上げる方法として塗料を厚く塗って仕上げる厚膜塗装を度々しますが、その塗装を難易度で言えばMAXというほど難しくて手早く無駄のない動きで塗料を均等に塗り広げる技術がないとできない職人の仕事だと思います。工場でも数百平米とかある場合も職人の仕上げできれいに仕上がります。床は塗ってみないと分からないというところで、塗ってみたら前回塗ってある塗膜が浮いてきたとか油で弾いて塗れないとか、一番あるのが泡のような気泡ができて泡が膨らんだ状態で乾いているという事もよくあります。空気が下から抜けている穴だと思いますが弊社は泡が出ても気にせず翌日に部分的に表面処理(気泡を削り取りエポキシ系パテで埋める)して上塗りの2回目塗装をすればある程度おさまると思います。塗料は気温によって左右されたり湿度により乾かなかったりといつも変化しています。塗料の特性を理解して塗り重ねのタイミングや今の状態を見極めて作業を進める事こそプロの仕事と言えます。
コメント0件5月に入りましたね。
今日から5月に入りました。塗装工事をするには最適ですが急激な朝晩の温度変化に思わぬところで体調を崩してしまいそうになるので気を付けたいと思います。さて、気温が高くなると塗装の乾きも速くなり逆に作業が困難になることもあります。それは太陽の日の光の事です。朝のうち日陰だと思ったら急に日が当たり塗装しようとする面も温められて塗った瞬間に刷毛目が目立つとかローラーの塗り際が目立つなど予想外の事がおきます。それが失敗というわけではありませんが均等に仕上げるためにいつも工夫して作業しているので、その場その場で臨機応変に対応して作業しています。

外壁サイディングクリア仕上げの場合、目地コーキングの色は・・・
外壁サイディング塗り替えでタイルやレンガ模様といった塗装しても模様を残せるクリヤー塗装仕上げが多くなっています。塗り替えのタイミングですので目地のコーキングの部分は劣化が進んでいるので目地の打ち替え工事で綺麗に修復しています。しかし、目地の色はそれぞれ違うので目地色をある程度近い色のコーキングを探して打ち替えることにより違和感のないように仕上ればいいですよね。コーキングの色は既製品以外にもメーカーに依頼して近い色を探すこともできるので安心ですね。

木の板にマスキングを貼って、剝がす時に木の表面も一緒に剝がれる
木の色分けなどする時にマスキングテープをよく使います。しかし、塗装後に剝がすときにマスキングと一緒に木の表面も剝がれてしまうという事がよくあります。木とマスキングテープの密着性はとても良いので、使い方としては「塗装したいときに貼り付けして塗装したらすぐに剝がすという事」が大事です。気を付けたいことはマスキングは貼りっぱなしにしない事です。時間が経つと粘着力が強くなることと雨などで湿度が高くなるとさらに粘着性が増しますので要注意です。
コメント0件カラーベスト屋根は状態を見ると劣化状況がわかる
カラーベスト屋根は経年劣化による屋根の変形具合で状態を把握することができます。通常では屋根角に合わせて平行ですが、劣化が進むと屋根の表面が熱による変形を起こして反りあがってきます。また、屋根を歩いてみるとフワフワと感じることもあります。さらに劣化が進んだら反りあがり角も増して屋根を歩くとパリパリと割れるところも出てくるでしょう。この状態になる前に表面保護塗装ができればカバー工法よりもはるかに安く工事できると思います。

ALC外壁の目地のコーキング処理前のシーラー塗り
コーキング処理の仕方は塗装する素材によって処理の仕方は変わります。サイデイング外壁のように劣化した部分を切り取り撤去してから養生してシーラー塗布にコーキング打ちとなりますが、ALC外壁は目地が劣化して除去するところが少ないので打ち増しするのが通常作業です。ALC外壁は目地の劣化で隙間から雨水が流れ込み内部に入るという事はよくある事なのでしっかりとシーラー塗布して打ち増しもきれいに仕上げれば漏水も心配ないでしょう。
コメント0件カラーベスト屋根の洗浄をしてみると砂による汚れが大きい
始めてカラーベスト屋根の塗り替えをする時に高圧洗浄で洗い流しますが、そのほとんどが埃や砂による汚れが大きいですね。洗うたびに周囲に飛散するので囲い養生や屋根下の外壁に汚れが最も飛散するので全体的に洗い流すとさっぱりします。洗い流した後はよく乾かすときれいな下地の色となるので下塗りや下処理などの工事をしていきます。カラーベストの下処理は周囲や棟部分の板金の釘が抜けている所を打ち直したり、屋根自体がひび割れしていることが多く塗装前に直しておくと最終的にはきれいな仕上がりとなります。

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- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。