プラスチック製品の塗装は状態を判断してから
住宅塗り替え工事で付帯物(帯・破風・飾り物)など場所によりプラスチック製品を使用している所が意外とたくさんあります。プラスチック製品と言っても硬いものから柔らかい物など様々で、問題は塗装したものがしっかりと密着するかしないかを見極めないといけません。比較的に密着しやすいものは表面が柔らかく表面がザラザラする物で、密着しにくく剥がれやすいものは硬くて表面がツルツルしている物です。どちらとも下地処理はしますが、剝がれやすいものに関しては密着向上の専用プライマーがあるので忘れずに処理してから仕上げています。
コメント0件トタン部分の錆止めの色は上塗りの色によって変える
トタン外壁や屋根でも同様ですが、錆止めの色は上塗りの決めた色によって錆止めの色(赤さび色・白さび色・黒さび色)を変えて塗装しています。例えば、屋根トタンの色を青色にする場合、下塗りの錆止めの色は赤さび色を塗っておくと上塗りの青色がきれいにおさまるとか、上塗りの色が白色の場合は錆止めの色が赤さび色よりも白さび色の方がおさまりが良いなど、上塗りの色(最終的に塗る色)が良い状態に収めるために錆止めの色も変えて塗装しています。また、色が濃い緑色に収めるには錆色を白さび色よりも赤錆色の方が意外ときれいに見えます。
コメント0件錆てない部分も下地処理として錆止めを塗るワケ
鉄部の塗り替え工事で錆が出てないのに錆止めを塗るワケとは、錆が出る前の予防と一番の理由は「下地との密着性」です。錆止めは錆を抑える以外にも錆を抑えるために酸素が加わり錆が広がる事を遮断することです。しっかりと密着すれば錆びにくい状態となるので長持ちさせることができるでしょう。また、錆止めの効果を十分に発揮するためには湿気の少ない時期を避けたり雨天の工事をやめるなど湿度の高い時を避けて工事することがいいと思います。
コメント0件鉄部は錆が出る前に塗装しておくのが一番
鉄部・鉄骨の錆について、錆が出てきたら錆止めを塗って保護するといいますが、できれば錆が出始める前に塗装して保護するという方が長持ちする期間は相当違ってきます。錆の程度も少しだけ錆が出ているのと塗膜が剥がれて錆が広がっているとではいくら丈夫な錆止めを塗装しても錆を抑える期間も違ってくるでしょう。また、錆止めの上に上塗りしてコーティングしますが、錆が強い場合は表面よりも内部の錆が押し上げてくるのでとにかく早めに錆止め・上塗りの処置をした方がいいですね。
コメント0件下塗りの役目と上塗りの役目は同じようでも全然違います。
屋根の塗り替えで言うと、塗装前の下地処理で洗浄して下塗りを塗って乾いたら上塗りを塗るという手順ですが、下塗りを上塗りとして使う事ができません。下塗りの役目は下地との密着性を高め上塗りとの繋ぎとしての役割があります。ですので下塗りだけでは紫外線をカバーしたりする力はないです。変わって、上塗りは下地の状態により上塗り材は下塗りの代わりにすることもできて上塗りの役目もカバーしています。下地の状態が良い場合では両方カバーできていいと思いますが、劣化が激しい場合は必ず下塗りを入れて下地を安定させてから上塗りすることをお勧めします。下塗りにはその他にも上塗りの色をきれいに見えるように塗料の色ムラを抑えたりする力もあるので状況を見て塗装の組み合わせを調整して塗装しています。
コメント0件赤レンガに塗装は不向き
以前どこかで見たことがありますが、レンガの塀にペンキを塗って仕上げてありましたが全体的に剝がれて素地の赤い部分が見えて見苦しい感じとなっていたのです。多分塀の条件にもよると思いますが花壇として使っている場合だと中から水分がじわじわと出てくるので塗膜を押し出す感じで剝がれてしまうと考えられます。また、手塗りじゃなくて砂状のリシンの吹付けなどでは薄付けなら大丈夫だと思いますが、あまり厚付けすると水分の出口を塞ぐことになり剥がれる事になるのでやっぱりレンガへの塗装はおすすめできません。
コメント0件外壁の吹付仕上げとローラー塗り仕上げではどちらが長持ち?
吹付仕上げとローラー塗りではどちらが長持ちするかと言えばどちらもほとんど同じくらいだと思います。外壁吹付では定番のアクリル系のリシンの吹付やシリコン系もありますが、ローラー塗りでは周囲の飛散を抑えたシリコン塗装やフッ素や無機など効率よく塗り広げれるので吹付の模様を残したい場合を除き極力ローラーで仕上げています。また、密着性能に関しては吹付の方がいいと思いますが、今は高圧洗浄の下地処理が普通なのでローラー仕上げと言えども同等の密着力と強靭な塗膜を維持できますね。
コメント0件塗装の塗る回数は最低でも2回は塗って仕上げたい
例えば新品の木部のオイルステイン塗装をするのに刷毛などで1回塗れば色はある程度付きますが、塗りムラや塗り残しがおこるので最低でも2回は塗って仕上げたいですね。オイルステイン系でも防虫着色であれば雨や紫外線などの抵抗力を要するので3回塗りが標準塗装となっています。外壁塗装に関してもサイディングやモルタル外壁でも標準施工では3回塗りとなっています。また、塗装のポイントは塗ったらしっかりと乾かす事が重要ですので塗装間隔は守って作業しています。
コメント0件アルミの柱に塗装はできるが不安要素も
以前塗り替えした現場での出来事で、外壁塗装をするのに下のフェンスを養生して作業しましたが、塗装が終わったので養生ビニールを剝がすときに養生テープの部分の色が全て剝がれてしまったのです。その理由はアルミと塗料の密着が良くないという事とテープ養生の粘着が強すぎるということです。どちらにしても密着性に問題があり剝がれにくくさせるためにはアルミ部分に下地処理として表面をペーパーなどで細かい傷を付けて塗料が引っかかるようにする手間が大事です。また、電動工具を使って均等に表面処理ができれば良い下地処理となります。
コメント0件アスファルトに色を塗る時の注意点
アスファルトに塗装するときに注意するポイントはたくさんありますが、まず、アスファルトの状態が新しいのか古いのかによっても塗料の種類が変わります。新しい場合はシンナーなどで塗料を薄めるタイプでは白いラインなどでもよくありますが塗っている最中にアスファルトを溶かして白色が茶色のように変色してしまうので、アスファルトが新しい時は水溶性の塗料を使う方が上手く仕上がります。ライン塗料は溶剤系の塗料もたくさんありますが、塗り方にコツがありますので塗料選びの参考にして頂ければと思います。
コメント0件カレンダー
最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。