冬季に外壁塗装・屋根塗装するメリットとは
冬場に外壁や屋根塗装するのに心配されるのは気温や湿度など塗装したところが剥がれを生じるなど不具合が起きるのではと思われますが、確かに以前の合成樹脂塗料など10数年以上前に部分的ではありますが剥がれはありました。それから塗装仕様や塗料の進化は急激に向上して塗装した後の乾燥スピードや2液型塗料(1液型塗料)の抜群の密着性により今では冬季の塗装工事でも不安なく作業しています。特に冬の空気がとても乾燥しているため塗料の種類によっては乾きも早く、かえって作業しやすい事もあります。仕上がり感もフラットにおさまりきれいに見えますね。何よりこの季節の工事は敬遠されがちですが、価格面では繫盛期に比べかなりお得になるので毎日ご相談に応じております。

足場を解体してスッキリと仕上がりました。
手直しタッチアップをしてから解体作業をしました。昨日は雨が降ったことで屋根が濡れていましたが、今日は乾いていたので屋根の上作業も足を滑らせることなく順調にできました。今日は曇り空であまりわかりませんが、日の光が当たれば外壁全体の艶光沢が出てきれいに映ったと思いますが仕方ないですね。外部塗装しながら感じたことは、思った以上に破風部分の塗装剥がれがあったという事です。確かに雨が直接当たる部分なので劣化しやすいのですが以前の旧塗膜の密着性が弱いと感じました。今回の塗り替えではしっかりと下地処理して塗装回数も通常よりも多めに塗装したので大丈夫だと思います。


塗装工事中に屋根瓦漆喰の劣化部分を見つけて
2階部分の破風塗装中に何気に漆喰の所を見たら三日月の内部から赤土が流れ出ていたので工事の予定にはありませんでしたが部分補修することにしました。のぞき込むとたくさん赤土が出ていたので取り除きましたが、赤土本来の粘りのある粘土質がなくパサパサ・サラサラでしたのでこれでは瓦を固定する力がないです。でも漆喰の方はセメント系ですので瓦との相性も良く奥の方まで詰めてもぴったりと密着・固定して流れ出る事もないです。



外壁塗装の上塗り作業で
今日は外壁塗装をメインに進めました。昨日の夜に降った雨の影響で瓦屋根が濡れていたので足を滑らせないように注意しながら移動しました。きりよけの屋根もビニール養生してありましたが同じようにずぶ濡れでしたのでウエスで拭き取り乾かしました。外壁の上塗り作業も刷毛塗りとローラー塗りに分かれて上から順番に塗り進めました。今日は昨日よりも少し寒く感じましたが、空気は乾燥しているので塗装乾燥も思ったより早いですね。

軒天井の下地がベニヤ板の上塗り塗装
昔の建売住宅では一般的な天井素材で使用されていたのはベニヤ板で、施工しやすく安価なのでよくありますが、ベニヤ板の欠点は湿度や湿気に弱い所です。施工場所も天井なので雨が直接的には当たりませんが、意外と天井部分が結露の影響でベタベタになることがあり天井板も剥がれが出ることがあります。今回の現場でも2Fの一部に剥がれがあり塗装も同じように剥がれていました。最近はケイカル板やサイディングやトタンが普通でベニヤ板はほとんどないと思いますが、ベニヤ板も板の模様を生かしたオイルステイン塗装仕上げも綺麗ですよね。

リピーター様の現場で再び仮設足場組立工事
今回の現場は以前弊社で塗り替え工事した現場で、また声をかけていただきとても嬉しいです。16年前に塗装して今回で2回目の塗り替え工事という事でまた足場組みから始まりました。足場に上りいろんな角度から外壁や天井の劣化具合を確認しましたが大きな亀裂や剥がれはなくて一安心です。外壁もモルタル外壁の吹付タイルカット仕上げでチョーキング現象も多少ありましたが自然劣化なので仕方ないですね。それにしてもウレタン2液型塗装で16年経過とはしっかり塗装してあったという証拠ですね。

スレート系屋根も塗装しないとパリパリとメクレや割れが種類によりおきる
スレートの屋根やカラーベスト屋根などのいわゆるスレート系屋根は経年劣化で塗装の力がなくなると屋根表面が雨水を吸い込むようになりスレート表面は皮みたいにペラペラと捲れるミルフィーユ現象が起こります。これはすべての屋根で起こるわけではなくある住宅メーカーの屋根でも出ております。劣化が見られた場所は水はけの悪い北面で水分を含みやすい場所でした。また、農業倉庫などのスレート屋根でも日当たりの良くない条件で発生しており、屋根を洗浄する高圧洗浄ではできるだけ取り除いて塗装しています。劣化が進めばどんどん捲れていくので屋根の厚みも薄くなり穴が開けば漏水の可能性もあるので定期的に屋根はチェックした方がいいですね。

色を変える事・色を変えない事 どちらでも気分も変わる
塗り替え工事をする時に色を選んでもらいますが、その時に今までと同じ色にするのか、思い切って今と違う色に変えるのかお客様もかなり悩むと思います。以前の現場では色を変えてみたいと悩んでいましたが、結局最後は同じ系統の色に決定しました。理由を聞くと今までのイメージからかけ離れるからという事みたいです。カラーシミュレーションで決めるという方法もありますが実際に塗った感じというか見た目と雰囲気がやはり違うので同じ色を選ばれました。ですが同じ色でも塗装の艶もとてもきれいに揃って「塗り替え工事した!」って見えるので気分も上がりますね。
コメント0件玄関柱を塗装しようと思ったら柱の根元が腐っていた。
今日は玄関天井や柱塗装を予定していましたが、柱の根元あたりに蟻が群がっていました。もしかしたらと裏側をのぞき込むと雨などの影響で根本付近中心に腐っていました。腐った所を工具で掘ってみると柱の半分ほど傷んでいたので取り換えることにしました。ヒノキの柱も寸法通りカットして屋根は鋼管パイプでジャッキアップさせ柱交換も無事終わりました。新しくなった柱はこれから塗装しますが、以前のペンキ塗りつぶし仕上げではなく雨が当たる場所なので防虫剤塗装をお勧めしようと思います。また、このような思いがけない修繕工事もよくありますので適切な対応を心掛けています。



パン焼き窯のコンクリートブロック・レンガの解体ハツリ工事
塗装工事のついでにアウトドア用に庭で使用していたパン焼き窯がひび割れなどで劣化したので解体してほしいと依頼を受けて解体しました。解体は焼き窯の屋根のアスファルトシングルを剝がして下地の木材も順番に取り除いていきます。そして本題の焼き窯本体の解体ではエアーを使った振動工具で細かく砕きながら解体を進めました。解体して分かったことは耐熱煉瓦よりも目地の耐熱モルタルの方が硬くて割れないのでかなり大変でした。耐熱煉瓦ってレンガの模様はグラデーションがかかってきれいなんですよね。見た目はきれいでも解体してみると普通の赤レンガよりも軽くて柔らかいので大きな振動(地震など)の影響を受けるとヒビなど割れやすいのではと感じました。
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- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。