屋根の撥水性からわかる塗膜劣化と状態
塗装の塗膜劣化度を知るためによく観察しているのが屋根です。屋根は紫外線と雨の刺激を直接受け止めて守っています。当然、外壁と比べても劣化しやすくカラーベストで言えは高温による変色や反り返り・ひび割れで、劣化したままではひび割れやコケの発生から水の逆流で漏水になることもあります。屋根の状態には大きく分けて3段階あり①水を弾く状態、②水を弾かない状態、③水を吸い込む状態、です。ちなみに③の状態では10年から15年経過状態で塗装の力もなくなり屋根の素材の力だけしかないので割れなどもおきやすく塗装の保護膜が必要になります。屋根部分は見えにくく劣化してても気付かない事もあり張り替えやカバー工法もありますが、予算も塗装する金額の数倍と以外に高いという事もありますので少し早めでも屋根だけは見ておいた方がいいと思います。
コメント0件今年もあとひと月!
ついこの間年明けしたと思ったのに、早いものでもう年末となってしまいました。充実してたのかわかりませんが、自分もまた一つ年が増えたという事は事実。嫌ですよね。さて今日も鉄骨塗装をしましたが、薄暗い所で見てたので普通の鉄骨だと思って工事を始めましたが鉄骨の表面がホコリ汚れで真っ黒でした。鉄骨の清掃の方も予想以上に時間がかかり顔中真っ黒になってしまいました。しかし、保護マスクはしっかり着用していたので喉や鼻は痛くならずに済みました。
コメント0件外壁サイディングの色変えでイメージが変わる
外壁の素材にもよりますが、金属サイディングであまり年数が経っていない場合は通常の工程を省略して予算を抑えながら簡単に色変えする事ができます。ただし、外壁に錆が出ていたりチョーキング現象で白い粉が出ている場合は下塗りの錆止めやプライマーを塗らなくてはいけないのでコストを抑えるには早めの方がいいですね。また、思い切って明るい真っ赤色や真っ黄色など鮮やかな色に変える場合は通常の白色や黒色などよりも塗料単価はかなり高くなるのでご注意下さい。
コメント0件屋根が20年経過してコケが広がっても
新築から20年程過ぎると日当たりの悪い北面の屋根だけではなく南側の屋根でも屋根勾配が緩い所ではコケが広がることがあります。そして発生の中心となる所はテレビアンテナの下で、アンテナに付いた水滴が屋根の水はけに影響していると考えられます。しかし、20年経った屋根の状態を見ても割れ・反りあがり・水漏れなどがなく、下地処理(コケ洗浄・屋根清掃)をしっかりすれば塗装することで屋根を守ることはできます。
コメント0件しっくい部分も年数が経てば自然に劣化する
どんなものでも永久に劣化しないものはないように漆喰も丈夫でありながら弱い部分や傷んできた部分から少しづつ劣化が始まります。わずかなひび割れから内部の赤土が流れ出し、やがて空洞化して内部ももろくなってしまいます。補修工事もよく行いますが、建物年数が15年以上経つとこのような劣化が少しづつ起こるようです。ほとんどの場合は部分補修で終わりますが、新規に漆喰を塗るときれいな白になるので結局全部塗り直すという事もしばしばあります。何よりも劣化が進んで瓦がずれる前に補修したいものです。
コメント0件天井のオイルステイン塗装は難しい
天井の板塗装でオイルステイン仕上げの場合、塗料の粘りが少ないので通常のペンキ塗料と比べ刷毛から垂れやすいです。天井はとても塗りにくいので刷毛で少量の材料を付けて少しづつ塗り広げる方法がベストだと思います。ローラー塗りでもできないことはないでしょうが、力のかけ具合を誤ると塗料が滝のように流れて床を汚してしまいます。オイルステンは板の種類やどれだけ塗料を吸い込むのかによって塗りやすさも変わってくるのでその都度調整して作業しています。
コメント0件屋根塗装も無事完成しました。
今日は笠木の上塗り2回目の塗装と補修塗りをして足場を順番に解体しました。屋根の仕上がりもよく足場解体時は靴で歩くと汚れそうでしたので靴を脱いで作業をしました。遮熱塗装仕上げなので来年の夏あたりから効果を発揮してくれると思います。また、雨が降ってくる前に工事が終了してよかったです。
コメント0件鉄骨塗り替え工事で
ひさし屋根の鉄骨塗り替え工事をしました。現場の状況を見ても風通しがよく湿度が高くなるような場所ではないのに錆の進行状況が驚くほど酷くこれだけになっているという事は別の理由があるかもしれません。多分ですが、既設の塗料(最初に塗装してあった塗料)に問題があるかもしれないと予想しているのです。公共などの工事で塗装の仕様として「環境にやさしく人にも優しい」がこれからの時代に合わせた仕様になっているため塗料の本来の強さを抑えているので劣化しやすいというのがあるみたいです。
コメント0件天井の鉄骨が錆びる理由は湿度が関係
屋根下の鉄骨で錆が広がりやすい理由は様々ですが、錆びるという現象が起きやすい条件としては過剰湿度の場合が多いです。風通しの悪い場所や鉄骨自体が塗装劣化していたなど目に見えにくい場所ほど劣化が進む傾向にあります。錆を広げないために錆落としや鉄骨素地をきれいに清掃し塗装することで鉄を塗料でコーティングすることが大事です。また、塗り重ね回数が多いほど塗膜が厚く丈夫な膜を形成することができます。
コメント0件昨日の雨の影響で・・・
昨日の雨が意外と降ったので屋根塗装の続きを朝からする予定でしたが、屋根がずぶ濡れ状態でとてもすぐ塗装できる状態ではありません。中塗りまでできているので水弾きがいい分、なかなか乾きません。とにかく塗装できるように乾かしたいのでエアーで雨水を飛ばし流してウエスで拭き取りをしました。その後は無事塗装することはできましたが、拭き取りまでの乾かす作業がとても大変でした。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。