塗装の種類で屋根専用塗料と外壁専用塗料などがなぜあるのか?
一般に遮熱塗装といえば屋根の塗装というように、逆に遮熱塗装といえば「屋根の塗装の事でしょ」という感じで遮熱塗装=屋根塗装というのが定着してきました。実際に今までの普通に塗っていた屋根専用塗料も材料費高騰などでものによっては遮熱塗料よりも普通の屋根塗材の方が高い場合が多いです。普通塗料よりも遮熱塗料の方が安ければ遮熱塗装をどんどん進めていけると思います。遮熱塗装も屋根だけに塗らなければならないという規則はないので外壁にも遮熱塗装をすることが徐々に増えてきました。外壁塗装も普通の耐久性塗料だけでなく遮熱性能という付加価値も重視できるような時代が来たと感じます。
コメント0件塗装工事する時にこの時期から蜂に気を付けないと危険
軒天井や狭く隠れやすい場所では巣を作っているので危険だと思います。数年前に2Fの外窓に設置してある花台の下面(見えない所)に巣があり知らずに手を入れて下地処理の清掃をしていたら何故か大群に襲われ手が腫れあがってしまいました。軒先でもあっという間に作り上げるし、あしながバチの巣があるところにオオスズメバチが来て巣を荒らすので突然来ると怖いです。これからの時期は鉢スプレーを必ず持っていこうと思います。
コメント0件茶色を原色から調合したときに感じた事
塗装作業では茶色系はよく使いますので見慣れていますが、何度も色を作っていると分かってくることがあります。それは「色を覚える」という事です。今回は以前塗装したいわゆるリピーター様からの依頼で鉄骨ベランダをもう一度塗り替えたいとお話がありました。以前塗装しているのでなんとなくは覚えていますが現状の色は錆の発生やチョーキング現象が酷くて前の塗装色がわからないほど変色・退色していました。その状態で以前の色をいつもの感覚で色調合して現場で唯一エアコンの室外機の下駄の下は前塗装した色が変色なく残っていたので合わせてみたらピッタリ一致したので嬉しかったです。やっぱり何度もやっているとできるものですね。茶色と一言で言っても薄い色(白っぽい色)なのか濃い色(原色だけでできている色)、赤錆色、黄色、黒色など加える量で無限に変わる色では奥深さを感じますね。
コメント0件コンクリート床や鉄骨階段の踏み板は滑り止め加工した方が安心
フロア塗装はきれいに仕上げるために何層も塗り重ねますが、雨が降ると水をはじいて水たまりとなり足を滑らせる事もよくあります。足を滑らせないようにするには塗装工程の中に砂骨仕様(細かな砂を塗装面に振りかけ固める)にしなければなりません。その中でも昇降階段は横降りの雨が降ると踏み板の表面はツルツルとなり危険な状態になってしまいますが滑り止め加工してあるとかなり安心感がありいいですよ。
コメント0件漆喰の一部が剥がれ落ちたと依頼され施工してきました。
屋根の漆喰も劣化してくると割れたり剥がれ落ちるなどの不具合が発生することもよくありますが、今回は一部分のみ劣化で剥がれていたので補修塗りをしました。剝がれの原因を探ると瓦の継ぎ目から雨水が流れコケの発生と成長が重なり漆喰を押し上げたように見えました。工事の方も二階の屋根上の作業という事でとても危険を伴うので依頼された方が安心だと思います。屋根の急こう配の所などでは囲い足場が必要となる事がありますので塗装工事と含めて工事されることをお勧めします。
漆喰補修施工前 漆喰補修完了 コメント0件塗装は2度塗り・3度塗りとなぜ塗り重ねるのか
塗装する時の基本で1回塗っただけではきれいに仕上がりません。塗装施工仕様書に基本の塗装回数が記されていますが、例えば鉄骨・鉄部の塗り替えでは清掃して錆止め1回塗り+上塗り1回目+上塗り2回目と計3回塗りとなります。最初の錆止め塗りは錆を抑える効果がメインで水を弾いたり表面保護することはできません。錆止めの上に上塗りをすることで下塗りの錆止めの効果を強めたり水弾きや紫外線保護など耐候性塗膜ができあがります。錆止めだけだとすぐに変色したり、上塗りだけだと錆の出るのが早いなど、両方塗る事によりお互いの良い所を高めあうので凄いですね。
コメント0件トタン屋根折板をそのままにしておくと錆が広がる
トタン屋根の折板は丈夫なことで知られていますが、塗装しないままにしておくとやはり錆が広がってしまいます。折板屋根の場合では12年から15年くらいに塗り替えるのがベストだと思いますが、20年を過ぎると塗装塗膜の力はないので山の角あたりから錆が徐々に広がってしまいます。錆が一度出ると完全に抑えることが難しく、また同じところから錆が発生してくると思いますので出来れば錆びる前に塗装することをお勧めします。
セッパン屋根の錆発生状況 コメント0件ステンレス製鋼板でも下地処理の仕方や塗料の選択で塗装可能
ステンレス鋼板と言えば塗装しなくてもいいように丈夫な素材ですが、10年以上たつとステンレスといえどもポツポツと小さな錆の劣化状況が出てきます。そして20年以上のものだと白い色の斑点が広がりステンレス特有の色つやも落ちてきます。劣化スピードもまばらでステンレス鋼板より厚みのあるアングルなどではあまり傷みは出てないように感じます。それでも薄い鋼板では劣化してくるので表面のカサカサをこすり落として塗装がしっかりと食いつくように細かい傷をつけて表面処理をすれば十分に塗装で保護することができます。
コメント0件遮熱塗装の効果は塗装している本人ならよくわかります。
遮熱塗装の施工目的は光や紫外線の反射ですが、実際に塗装していると光の反射する面積が増えていくので結果的に眩しくて作業が終わるころには日焼けしてしまいます。何度も塗装しているので分かりますが普通の日焼けの仕方ではなく屋根塗装では下から日が当たるのと同じなので上からと下からの表面の同時日焼けは強烈です。それだけ反射させる力が強いという事ですよね。
コメント0件農業倉庫の屋根は遮熱塗装をするとイイ事がいっぱい
農業倉庫などの農家のお宅ではスレート屋根が多くて中に入っているものは農業機械が多いのですが、その中でも気温(高温)に左右されやすいのは食料となるお米や野菜類だと思います。特にお米に関しては秋に収穫したお米を一年間倉庫の中(冷蔵庫など)で備蓄保存していると思いますが、夏場になると気温の上昇と共に冷蔵庫の中を冷やすのにフル回転で冷蔵していると思われますが、屋根の遮熱塗装をしてから気温の上昇も緩やかになったため冷蔵庫の連続運転を抑える事ができました。実際に自宅の保冷庫のあるスレート屋根に遮熱塗装してみましたがやっぱり違いますね。例年より倉庫内が涼しく感じられます。
スレート屋根遮熱塗装仕上げ コメント0件カレンダー
最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。