塗料の色の「のぼり」とは
色塗りをする時に塗料の種類にもよりますが、塗料は液体の時と乾いた時の色は違います。一般に液体の時は色が薄いと感じますが、乾いた時の色はさらに濃くなったと感じます。その色の変化「薄い色から乾くと濃い色に変わる事」を色ののぼりといいます。上りの変化も塗料によりますが、大きく変化するものと言えば水性塗料の中でも黒やこげ茶などもありますが、意外と鮮やかな真っ赤とか緑色系や紺色系など予想以上に変化して面白いと思います。一度消火用のボックスを塗装した時に水性の塗料原液がピンク系の色を塗りましたが、徐々に乾いていくと濃い真っ赤へと乾いていく様子を見ていましたが、何度見ても大きな変化に驚きますね。
コメント0件鉄板の吹付け塗装はタイミングを計って
鉄板の塗装で吹付塗装をする場合、塗料の濃さも調整しなければなりませんが、艶を均等に残せるように吹付塗装でほとんどの現場で仕上げています。吹付で普段から気を付けていることは一度に厚付けしない事です。塗装の厚付けは塗料が一度にたくさんつくので塗料垂れを起こしやすく、最初にたくさんついてしまう事で艶が良いので仕上がったと思い込んでしまい、翌日見てみると艶が艶が引いて半艶や艶消しの仕上がりとなることがほとんどです。下吹きしてから少し時間をおいて下吹きを乾かし上吹きを薄く何度か塗り重ねていくと吹けていない所を確認して塗り残しができないようにするなど細かい確認をしながら仕上がるので失敗も少なくきれいに仕上がりますね。
コメント0件色の濃淡は光の加減でかなり違う
明るい色の白色系・クリーム系はさほど気になりませんが、濃い色ほど変わりますね。光が当たると塗装面が反射するので本来の暗い色でも明るく見える傾向ですね。例えば黒色を塗っても日が当たると明るいグレーに見えますし、外壁と同時に床の塗装をした場合は床の色も反射しますので外壁の色にも影響を受けます。
コメント0件内部床鏡面塗装仕上げ
倉庫やガレージなどのコンクリート床の塗装をするには塗膜の薄い塗装仕上げと厚い仕上げの2種類があり、低予算で仕上げる場合は薄膜のローラー塗り仕上げで仕上げます。それに対して下地の凹凸がありフラットな鏡面仕上げの場合は塗膜の厚い厚膜仕上げとなります。重厚感のある仕上がりとするために何度も塗り重ね厚みを付けるので塗料の使用量も薄膜に比べ何倍も必要となり金額も塗膜の厚みにより変わります。厚膜鏡面仕上げはフラットな硬い塗膜を形成するのも魅力です。
コメント0件つるつるしている素材は剝がれやすいので下地処理が大事。
つるつるしている素材で例えば塩ビ管や樋など新しい場合は密着不良など起こしやすいので気を付けなくてはなりません。塗る場合は下地処理(目荒らし・ペーパー処理)を必ずしてから塗装しています。塗り方も刷毛塗りやローラー塗りで十分ですが、下塗りを塗ってからよく乾かして上塗りをすれば密着性や艶の状態も均等に仕上がるのでいいですね。
コメント0件雨の日や湿度の高い時の鉄骨塗装
鉄骨の塗装で気を付けないといけない事は素材との密着性が問題になります。その密着性を阻害する要因はホコリとか汚れなどがありますが、一番気を付けることは湿っている時に塗る事です。鉄骨は内部の塗装工事でも外が雨の降っている時や梅雨時期では結露を起こしていることが多いので刷毛塗りやローラー塗りでもきれいに塗る事はできないと思います。無理に塗ると剝がれの原因となるので注意が必要です。
コメント0件塗装の塗りやすさ・塗りにくさは温度に左右される
晴れて気温も15℃から20℃くらいは塗装するには最高の時だと思いますが、これよりも高かったり低かったりすると同じ塗料の濃さでは塗りにくいので調整する必要があります。これは朝晩の気温と日中の気温でも差があるように何気ない事でも普段から微調整して塗っているので何も感じません。温度以外にも湿度も塗装密着性に影響があるので多湿の場合は中断・延期した方が無難ですね。
コメント0件風の強い日の外壁ローラー塗り
昨日よりもよく晴れて春の温かさを感じる日となりましたね。急激に気温が上がると風も強く吹く傾向にありますが、今日も日中は風が強くなりました。風が強いと外壁のローラー塗りでも塗料が風に流されて飛散範囲も拡大してしまいます。特に、角のあたりでは風の流れも強くなるので予想以上に拡大している事もあるので床養生の範囲も広めにとって余裕をもって作業しています。
コメント0件見本の色が小さいと雰囲気がつかみにくい
外壁や屋根塗装の色選びをする時にカタログから見本の色を選びますが、見本の色のサイズが小さいので実際に塗った時と違って見えるという事は多いと思います。カラーシミュレーションとかありますが、トタンの場合は同じような模様があれば50センチ四角などのサイズに塗り板を作ってみてもらうという事ができます。塗装前なら外壁に照らし合わせてみると雰囲気もつかみやすいと思います。
コメント0件塗料飛散しやすい外壁とは
外壁塗装をする時に気を付けていることは刷毛塗りやローラー塗りでも塗料が周囲に飛び散る塗料飛散です。最近ではローラーの性能も随分とよくなったので数年前て比べて半分か三分の一程度になりました。しかし、それでも性能の良いローラーを使っても飛散しやすい外壁というのがあります。それはリシン外壁(砂状の吹付仕上げ外壁)です。ローラー塗りの中でもダントツに飛散しやすいので塗装するときは特に気を付けて作業するようにしています。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。