塗料は開封してから時間が経つと酸化して硬化し重くなる
塗装屋にとって塗料の処分問題はずっとあります。塗料は酸素に触れると一斗缶の中にあっても表面が硬化又は内部か下面から硬化してくるのでずっと保存しておくという事は無理です。新品の塗料で開封してなくても硬化するので必要な分を必要なだけ仕入れなければならず思った以上に手間がかかります。また、固まってしまったり不要になったあまり材料も高熱処理できる専門業者に処分してもらうのでコストもかかりますね。
コメント0件海辺など塩水に強い塗装は塩化ゴム
今日は海辺の方で鉄板塗装をしました。海辺は雨が降る時に海水を吸い上げて降らすので鉄部の場合は塩水の影響で錆が多く発生してしまいます。なので耐塩水に強い塩化ゴムという塗料で塗装をしました。前回(8年前)も同じ塗料で塗装したところを見てみましたが全然錆びてなかったので耐塩性の効果はあると思います。
コメント0件厚膜仕上げコンクリート床塗りの奥深さ
コンクリートの塗装で鏡のような鏡面塗装の試し塗りをしました。塗料も膜の厚い仕様で仕上がりは美しいですがローラー塗りやコテ塗りなどがあり、簡単に仕上げれると思っていたのですが予想以上の塗料の濃さでうまくコントロールできないし硬化剤の反応スピードもはやくとても焦りました。この厚膜塗りは過去にも何度も失敗しているので塗料の癖は分かっていたつもりですが、気温に左右されるという事もあって毎回乾燥時間も変わるので難しいと改めて思いました。
コメント0件波板屋根の取り付けしました。
塗装工事が終わって、取り外していたテラスの屋根を元通りに復旧する工事をしました。曇り空の中、いつ雨が降ってくるか心配でしたが、何とか取り付けが完了して一安心していたら急激に雨が強く降り出しました。雨が降りだす前に屋根の取り付けを終えてよかったです。季節の変わり目で予想外の雨などたまにあるので予報を確認しながら作業しています。
コメント0件鉄板に錆止めを塗るだけなのに四苦八苦
今日は設備壁面の塗装でいつものように塗装していたのですが何故かうまく塗れない。私が言う(うまく塗れないと)とは壁面を刷毛で隅を塗っている時に色がつかず透けてしまったり、ローラーで広い面を塗った時に泡が残るなど理由はそれぞれあると思いますが、塗料の濃さ?気温や湿度の問題?など詳しいことは分かりませんが多分、朝の低温のせいで鉄板壁面の温度も低下して冷たくなっていたので普段の塗りやすさからかけ離れてしまったのではと思います。
コメント0件アスファルトにライン塗装をする
アスファルトに駐車場などのライン塗装をする時に気を付けていることは、塗装する場所が濡れているか・いないか、凹凸が大きいのか・フラットなのかなどによっても塗装する時間や塗料使用量に比例して金額も大きく変わってきます。アスファルトは溶剤系の塗料ではタールを溶かしてしまい、白色の塗装をしてもアスファルトが溶けて薄い茶色系に仕上がってしまうので強溶剤(ラッカー系)で塗らず水溶性の塗料で塗装する方が無難できれいに仕上がります。
コメント0件湿度により塗りやすさも変わってくる
塗装作業に大きく影響を与える湿度問題ですが、湿度が低ければ刷毛で塗っていてもわかりますが下地がべたついていないので塗りやすく作業性も抜群ですが、湿度が高い場合では下地がベタベタしているために塗りにくく、湿気を含んだ状態の上に塗り重ねるという事で時間が経つと剝がれやすい状態となってしまいます。また普段から気を付けていることは高温で多湿のジメジメしている時は無理して塗らず様子を見ながら施工するようにしています。
コメント0件フラットな重厚感の仕上がりは艶消し仕上げ
最近では艶あり塗装と艶消しの塗装仕上げが五分五分くらいになってきました。耐候性の面から見ても艶ありの仕上げの方が高いとは思いますが、艶消し仕上げの落ち着いた雰囲気に仕上がるのは魅力的だと思います。艶消しとはいえ光が当たるとフワッと気持ち明るく優しい見た目がいいですよ。
コメント0件塗装した時の艶より乾いた時の艶は落ちる
一般で言う艶あり塗装で塗った時は艶があるのに乾いた時に見たら艶が落ちているという事ありますよね。素材によっても艶の落ち方は変わりますが、艶を落とさず維持させるためには「塗り重ねる」事と「塗り重ねる時は下塗りと上塗りの時間を空けてしっかりと乾かす」事です。塗装の基本ではありますが一回塗りと二回塗りとでは明らかに艶の残り具合は変わりますし、しっかりと乾かす塗装間隔をあければ耐久性や保護する力も強くなります。
コメント0件ローラーで塗るとローラーの模様が残る
刷毛塗りとローラー塗りではわずかですが塗った時の仕上がりは違います。刷毛塗りでは刷毛の筋が残りますがローラー塗りでは刷毛とは違うローラー塗り独特の模様が残ります。仕上がった塗装面を見てもパッと見では気づきませんが、よく見ると刷毛目があるか無いかでどうやって塗装したかは判断がつきます。また、艶の状態を見ても一回塗りか二回塗りなのかの違いも普段の経験から少し見れば分かります。ローラーの性能も年々進化しているので仕上がり感もとても綺麗ですね。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。