高圧洗浄で水圧が強すぎると・・・
今日は鉄骨階段の高圧洗浄をしました。踏み板は縞鋼板で、ケレン作業のワイヤーブラシをかけるよりは水洗いした方がはるかに作業性がいいので次々に洗っていくのですが、洗い終わってみたら変な剝がれ方をしていたので何故だろうと考えてみると水圧に原因があると気づきました。圧が強すぎるのはちょっと問題があって、下地を傷め過ぎてしまうので下地の状態を確認しながら適切な水圧で洗い流すことが大事です。
コメント0件屋上の防水シートを洗ってみると
今日から始まった防水シートの塗装に向けて下準備として高圧洗浄で洗ってみましたが、水垢のとれる部分と取れない部分に分かれるのを発見。黒い色の部分は洗っても取れにくいのに比べ赤茶色の部分は水圧をかければ簡単に落とす事ができます。その汚れをよく観察してみると赤茶色の部分よりも黒色の部分の方が時間が経過していることがわかりました。黒色の汚れは高圧かつゆっくりと洗浄ガンを動かさないと汚れは落ちないので予想以上に手間がかかってしまいました。
コメント0件下地処理の高圧洗浄は素材により飛散の仕方も変わります。
塗り替え工事では最初の下地処理の高圧洗浄でその後の塗装のノリや塗料の寿命に影響があるので時間をかけてしっかりと洗いきれいな下地の状態にしています。下地の違いにより屋根ではコケ汚れが多く、外壁サイディングでは白い粉が影響して白い水が流れたり、ガレージなどのコンクリート床は砂や水垢汚れなど強く洗う事で周囲に飛散するので、シートや囲いの足場を用意して飛散防止をしながら洗うようにしています。その部分はきれいになっても周囲を汚しては本末転倒ですからね。

硬質プラスチックは塗料密着があまりよくない
塗り替えの現場に行くと床のざら板や縁台に使われている硬いプラスチック製のものがあります。外部に使われていることがほとんどですので色の変色などおきていることが多いですが「これは塗れますか」とよく聞かれますが、正直言ってあまり塗りたくないですね。なぜなら塗料によって不具合の起こる可能性があるからです。密着不良や硬化不良・べたつき残りなど様々です。中には普通に塗装してもしっかりと乾いて歩けるという事例もありますが万一不具合が起きてから塗り直すなどの手間を考えたら洗浄して磨いておいただけの方がよっぽどいいと思います。
コメント0件内部用のオイルステインと外部用の防虫剤ステインの違いとは
内部用と外部用の材料で同じようなオイルステイン塗料があります。見た目も塗り加減もほとんど同じですが成分が違います。内部の材料は基本的に雨に濡れたり湿気を含んだりという事はありませんが、外部では過酷な環境となるので劣化しやすい状態となります。内部の材料には主に着色剤や有害の成分はほとんど含まないものが多いですが、外部では耐候性が必要ですので劣化しにくいように防腐剤や防虫剤の入った有害成分のある塗料になりますので臭いも強く価格も内部より高価となります。
コメント0件紫外線が直接当たる部分は劣化が進む
紫外線の当たる部分というのは屋根や庇などですが、外壁面で言えばやはり西側でしょう。西側はいわゆる西日が差して外壁を傷めるので見た目以上に劣化していることが多いです。なぜそのことがわかるというとサイデイング外壁では目地のコーキングの劣化を見ても西面が一番傷んでいたり、トタン外壁ではチョーキング現象が進んでいたりと素手で触ってみると劣化の程度はよくわかります。また、逆に団地などの住宅密集地では日当たりの時間が短い所では劣化を抑えられていると考えられます。
コメント0件塗り替えにとって掃除がとても大事
新品のものもそうですが、塗り替えの場合はそれまでに汚れているので掃除をしないとダメですね。雨によって汚れたりコケやチョーキングによるものなど洗えるものは高圧をかけたり洗えないものもペーパーやタワシでこすったりしてある程度の大きな汚れを落としておかないとそのままではすぐに剝がれてしまいます。トタンでも錆が出ていたらタワシでこすって錆止めを塗ったりするのと同じで汚れた面に塗装しても塗膜は密着しないでしょう。
コメント0件塗料が足りないよりも余った方が処分が大変
塗装工事では塗装面積に合わせて少し余分になるように調整して材料を発注しています。塗料は足りない場合は注文して補充できますが、塗料が余ってしまった場合は捨てることになるので、まとまってきたら材料の引き取り業者にお願いして処分しています。また処分代も意外とかかるので大変ですね。家庭用の塗料で少量残った場合は新聞やウエスに浸みこませて乾かし燃えるごみとして処分するなど手間がかかります。缶の中に入ったまま捨てることはできないので買う時はよく考えて購入しないといけませんね。
コメント0件鉄骨の塗装はローラーで
鉄骨の塗装と言えばH鋼や四角やCチャンネルL型などでひと昔は刷毛塗りが主流でしたが、今はローラーで塗る方が主流ですね。小さくて小回りの利く2インチから4インチのミニローラーが普通の塗装工事でも使われています。刷毛塗りとローラー塗りの大きな違いは塗装した時の模様と塗膜の厚さです。刷毛は刷毛筋が残り塗膜はうすめですが、ローラー塗りはゆず肌模様で塗膜は厚めです。仕上げたときの見た目もそうですがローラー塗りの方が高級感があるように見えるので、刷毛とローラーを上手く使いこなして仕上げるときれいですね。
コメント0件モルタル補修した部分を塗装で保護する
外壁や防水の立ち上がり部分などモルタルの劣化でクラックや割れ落ちている所もしばしば見られますが、左官補修により強度の復元と塗装により美観工事により以前のような耐久性のあるものへと変える事ができます。モルタルの補修ではモルタル自体の厚みが関係しているので暑い分、乾きが遅くなるという事を見越して余裕をもった施工準備が必要です。しっかりとモルタルが乾かないと塗装できないので乾燥養生期間をもたせて下地との密着性がいいよう塗装するようにしています。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。