砂状吹付け模様吹きの良いところ・悪いところ
最近では少なくなりましたが砂状の吹付け仕上げという外壁塗装があり、たとえて言うならば学校の外壁で今では民間の住宅でも様々な色の吹付け仕上げがあります。その吹付仕上げは色によっては高級感や落ち着いたフラット(艶消し)の仕上がりで人気があります。悪いところでは吹付塗装時に周囲に飛散しやすい事や養生する手間がかかりその養生にも砂が落ちるので処分費も余分にかかります。さらに仕上がった後に傷をつけた場合、補修するのにまた吹付けるしか方法がないので補修のコストもかかってしまいます。

ローラー塗りの作業性向上
ローラー塗りと言えば塗料の塗り広げに便利な道具ですが、唯一塗装が難しいという塗料があり塗料の中でも粘りの少ない塗料(オイルステイン系塗料)は塗料の含みは良くても塗る時に押さえつけると塗料を一気に吐き出すので使いずらいと感じていました。しかし、今ではマイクロファイバーのローラーに変わってきているので思っている以上に使い易く刷毛塗りよりも早く均一に塗り広げる事ができてとても助かっています。また、マイクロファイバーのローラーは塗料が周囲に飛び散るのを抑える飛散防止の機能が備わっているので通常の塗料では作業性の向上につながります。
コメント0件外壁防虫剤のカラーを楽しむ
防虫剤の色もたくさんの種類があるのでイメージを一新するのに楽しむことができます。いつもは木の色に似た感じのピニー色かスプルースが定番でしたが、グリーン系の色もかなりの変化があるのでいい感じに仕上がります。また、一回塗りと二回塗りとでは色の濃さが変わりますし、しっかりと塗った方が木を保護する力も高まりますね。


塗装は周囲を汚さないように養生するのが大変です。
塗装する前に必ずしなければいけないのがビニールやシートなどの養生です。(塗装する=周囲を汚す)からです。それはプロになっても同じ事で塗料は上手に塗ればほとんど汚すことはありませんが、不意に知らぬ間に床が汚れていたりすることも多いと思います。確実に汚したくなければ養生で覆っておけば心配はいりません。塗り終わってから外せばプロの仕上がりです。

せっかく塗り替えるなら模様のある仕上がりにしたい。
外壁ALCの上塗りはいろんな塗料の水滴のような色を混ぜた吹付け仕上げがしてあり、見た目も耐候性もよく雰囲気が良い感じに仕上がりますが、昔からその塗装仕様があり落ち着いた色合いに仕上げて今でもその仕様は残っています。私たちはハウスメーカーの下請けに入っていないので詳しくは分かりませんが同じ仕様を塗装しましたが仕上がりも良く工事費用もかなり抑えれたとお客様からお話をいただき嬉しく思います。水滴の水玉模様はカタログから選ぶことができ、外部用(外壁用)と内部用(部屋内の天井・壁用)共にあるので今までの雰囲気を変えるにはいいと思います。

防虫剤の着色は塗り重ねるごとに色が濃くなる
防虫剤で色を塗る時に決めた色より薄いと感じたことはありませんか。色のノリは一度塗ったときよりも翌日二回目を塗った時の方が仕上がりの色が濃くなります。それは、一度目に塗った塗料は木の目に浸み込んでしまうためで、それぞれの木の吸い込みの違いにより色ムラがでます。色ムラが出てもいいのでそのまま乾かして翌日にもう一度同じ色を塗ると前日よりも刷毛がするすると滑るように塗りやすいと感じると思います。それは木の吸い込みが止まっている状態なので作業はしやすく塗料も前日よりも少ない量で仕上がると思います。つまり木は一度塗った所をよく乾かしてもう一度塗る事で色は濃くなり塗りムラも目立たなくなり仕上がりも良いです。

色調合をする時の塗料を入れる手順
塗料の色を合わせるときに一般にアイボリー系の色を作る場合は白色を最初のベースカラーで入れてその後に赤錆色・黄色・黒色と徐々に混ぜ合わせていきます。混ぜ合わせの方法も手順があり、色の薄い方の色(三色で言えば黄色が一番薄く黒色が一番濃い)から入れていきます。何故かというと、薄い色は入れ過ぎても微調整しやすいけど濃い色を多く入れてしまった場合はさらに白色をたくさん入れて調整しなければならないので濃い色ほど少量づつ混ぜ合わせる事が重要ですね。
コメント0件ノンスリップ床塗装の特徴とは
最近寒くなってきましたね。外のコンクリート床やアスファルト床など歩行場所での安全に通行できるように滑り止めのノンスリップ塗装仕上げをよくします。ノンスリップにするのに塗料の中に骨材(細かい砂)を混ぜて吹付けて仕上げる方法か塗装後に砂だけ均等に吹付けして仕上げるタイプといろいろあります。また、砂の粒子の大きさによっても滑り止めの効果も変わりますし、砂の粒子の細かく目立たない粒でも意外と滑り止めの効果を得る事ができます。最近では鉄骨階段の滑り止め塗装するのが特にお勧めです。

もう12月ですよ。
12月にはいりました。やりたいことがたくさんあり趣味の畑作業や日曜大工など仕事が忙しくてできませんでした。秋の時は毎年恒例の新米の収穫をしていますがそれも忙しくて手伝う事ができなかったので心残りです。冬野菜もいつもはもっと育てる事ができていますが土曜・日曜は工場の塗装工事に入っていたので栽培する時間がありませんでした。今後はもう少し仕事や休みなどもうまくバランスを調整していけたらと思います。

今月はもう終わりですね。
今月を振り返ってみると急激に気温が低下したと感じます。気温の低下とともに塗料の粘り具合などの濃度調整も微妙に変わってきますね。気温が低下すると霜が降りたり屋根や庇が凍ったりと予想外の状態となる事も多く、朝から屋根を塗ろうとしても乾いていないので塗れないという事も意外とあります。これからの時期は塗装の仕方を工夫してしっかりとした塗装になるようにしています。朝晩も寒くなり暗くなるのも早いので塗装時間は短くなりますが段取りよく準備や施工をしています。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。