カラーベスト屋根の劣化具合により塗料種類や必要本数に影響する
屋根の塗装するのに屋根用の塗料をよく見ると、「屋根の状況により塗料の種類や塗料の使用量が多くなる傾向にあると記してあります。実際に5年程経過したカラーベスト屋根と15年程経過した屋根では塗料使用量が1.5倍から2倍以上になったという事があります。ではなぜそこまで塗料がいるのか。それは屋根の表層にあります。塗り替えのたびに高圧洗浄で下地処理をしますが、洗ったときに以前の屋根の模様や色が残っているのか、残っていない場合は洗ったときに表面も剝がれてしまうために余分に塗料を吸い込むために材料は大量に必要となってしまう恐れがあるのです。塗り替える前の屋根の状況を見てもコケや砂汚れで隠れているので確認しずらいですが、築年数を目安に屋根の状況を予想することができると思います。
コメント0件白色サッシュの養生の難点
白色サッシュ窓枠の養生について、通常の養生テープやマスカーテープなどで養生できますが、時間が経つと必ずノリが残ります。ノリというのはテープの粘着部分の事で異常なほど密着して剝がれにくくなっている所を無理に剥がすと残ってしまいます。そのノリの心配を解決してくれるのが「ルパンテープ」です。カモイのルパンテープ「紫色」は時間が経ってもノリはほとんど残らず剝がしたときのテープの際がきれいで最高です。テープ養生費は少し高めですが、またマスキングテープを張って塗り直すなど手間を考えたらかえって安く感じます。
コメント0件雨の日の瓦屋根は危険
雨の日に作業することはほとんどありませんが、作業中に天気が急変して雨が降りだすこともありますよね。そして、屋根が昔からある和瓦屋根なら雨が降るとツルツルになるものもありとても危険です。しかし、中にはお寺の屋根のようないぶし銀の瓦屋根は表面がザラザラしているので濡れても大丈夫なんですよね。建売のおうちの通常の瓦屋根はツルツル+北面の屋根コケでつかまっていられる場所はないですね。
コメント0件高圧洗浄の時にいつも思う事
外壁や屋根の高圧洗浄で周囲に飛散しないように囲いのブルーシートをして作業しますが、自分自身は定番のカッパや長靴は使用せず普段の塗装する格好で洗浄も行います。それは、合羽を着ても汗をかいて濡れてしまうし、長靴はかえって足を滑らす恐れがあるので普段と変わらぬ仕事着で作業しています。ただ一つ洗浄時に困ることがあります。それは水圧が高いので跳ね返りも強く、どうしても目に洗浄の汚れた水が入ってしまう事です。特に上向きの天井の洗いの時は間違いなく入るので気を付けながら作業しています。
コメント0件色分けをするなら薄い色から濃い色の順番で
色を塗っていると薄い色から塗りはじめて、最後に濃い色の縁取りをするなど、濃い色ほど「色のとまり」がいいので最後にする方がきれいに仕上がります。逆に濃い色から塗りはじめて最後に薄い色の仕上がりにすると、濃い色を薄い色にする時に一回塗りではきれいに仕上がらずもう一度乾いてから塗り直すという手間がかかってしまいますのでお勧めできません。塗装の仕方は全て段取り「塗る順序や乾く時間待ち」を先読みして、効率よく仕上げることで時短にすることも可能ですね。
コメント0件コンクリートの壁はどんな塗料がお勧め?
お客様から「ここはどんな塗料を塗ればいいの?」とか相談を受けることがあります。今回はコンクリート外壁の塗装をするのにどの塗料が良いのか話がありましたが最適塗料はズバリ水性塗料です。コンクリートの無塗装の場合も塗装してあっても下地処理で高圧洗浄した後、乾いてから水性塗料の下塗り材シーラー塗布し、上塗り材も同じ水性塗料で仕上げれば完璧です。コンクリート素材は意外と水性塗料の相性がよく密着性もいいのでお勧めですね。
コメント0件雨の降る日にニス塗りは良くない。
雨が降るような天候の時にニス塗り(特にラッカー系)は良くないですね。なぜなら、塗装して乾くときに空気中の湿度が高いと気化熱で湿気を取り込みニスを塗った表面が白く濁る現象(ブラッシング現象)が出てそのまま乾いてしまうので仕上がりは最悪です。きれいな仕上がりにするならカラッと晴れた天気の良い湿度の低い時に塗装する方がいいですね。ニス仕上げにかかわらず塗装と湿度の関係はとても重要です。
コメント0件コンクリート壁を塗ると小さな泡が出る
コンクリートの擁壁などの塗装をした時にときどき小さな泡が出て膨れていることがあります。泡を潰して消すと壁に小さな穴があり通気しているように思います。きれいに仕上げるためには穴を塞いでその上に塗装するとバッチリですが、長い目でみると穴を塞ぐことはよくないです。空気が通っているか雨水が流れてくるのかわかりませんが、穴を塞ぐと無理に通ろうと作用するために塗装面は押し出され余計に劣化する可能性があります。見た目は悪いでしょうが無理に埋めずに敢えて穴を残した状態で仕上げた方が長持ちしますね。フラットな場所を普通の塗料で仕上げるよりも砂状の吹付けで仕上げると表面の見た目が変わるので穴が気にならなくて済みます。
コメント0件カラーベスト屋根のこげ茶色仕上げ
最近涼しくなってきたので屋根の塗装も真夏よりは涼しくなってきたように感じます。塗っては乾かしての繰り返しで塗り重ねるたびに塗料のノリもよくなり仕上がりもいいですね。こげ茶色のカラーベスト屋根もなかなかいいですよ。
コメント0件塗装した時の塗膜の厚さは重要なポイント
塗装するときに気を付けていることは塗装した時の塗膜厚です。塗膜の厚さは見た目ではわかりませんがいつもの塗り心地など普段から身についた感覚で判断している所も多いかもしれません。塗膜の重要性は保護するための耐候性にかかわってくるので細かくは言えませんが、基本は薄い塗膜を塗り重ねて耐久性をアップしていきます。無理矢理厚い塗膜にするために一度に厚付けすると密着不良など不具合が起きるのでお勧めできません。細かく塗り重ねるには時間や手間がかかるので費用もアップしてしまいますが丈夫な塗膜を作る事ができますね。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。