弊社が使用しているシリコン塗装とフッ素塗装の違いは・・・
ふたつの材料の大きな違いはシリコン樹脂よりもフッ素樹脂の方が丈夫な分、高価ですね。通常の塗装仕様で言えばシリコン塗装は下塗り1回塗りと上塗り2回塗りに対して、フッ素塗装では下塗り1回塗りと中塗り1回塗りと上塗り1回塗りの材料の違うものを3種類使用して仕上げています。材料が変わる分、しっかりと乾かさないと塗り重ねられないので手間もかかってきます。さらに、材料は2液型塗料を使用しているので余った塗料は硬化してしまうため処分するなど材料のロスもでるのでシリコンに比べて割高になることが多いです。しかし、フッ素塗装の最大の魅力は塗膜が強いことです。しっかりと塗り重ねられた塗装の膜は紫外線に強く色あせも少ないしセラミックが配合してあるので雨が降るたびに外壁に付いた汚れを洗い流してしまう機能やコケの生えにくい防藻の機能もあるので北面のコケの生えやすい部分など安心ですね。また、耐候年数も12~15年と書いてありますが、木部や鉄部を除いて外壁などではもっと耐える事ができると思います。
コメント0件スレート系屋根の軒樋付近はコケが生えやすい?
スレート屋根だけじゃなくカラーベスト屋根でも同じですが、軒樋の付近は水切れの問題や樋の中の湿気が上がるのでどうしてもコケの生えやすい環境だと感じます。コケが生えることで水の流れも抑えられさらにコケが増えてしまいます。一番の問題はコケが増えると屋根そのものの素材を傷めるので素材が脆くなり劣化が進むことにつながります。多少のコケは仕方ないですが、あまりにも増えたり屋根全体が緑色やオレンジ系の斑点が出てきたら要注意ですね。
コメント0件室内の塗装は艶あり仕上げ?艶消し仕上げ?
住宅などの室内塗装では主に艶消し仕上げが主流ですね。艶がなくて落ち着いた室内とするためだと思います。壁紙などを見ても艶消しが多いように感じますね。ではどのような場所に艶あり塗料で塗装するかというと、水回りや油が飛び散るキッチンや手洗い場やお風呂場・脱衣場などが多く塗装されています。簡単に言うと艶あり塗装仕上げは雑巾で拭き取る事ができるということです。艶消し仕上げは雑巾で拭くと逆に汚れが移って広がってしまいます。拭き取りのメンテナンスを考えると艶あり塗装は有効ですね。
コメント0件屋根は笠木のネジや釘は錆びや緩みがおきやすい
屋根の塗り替えでよく見かけるのは棟笠木トタンの釘が抜けてずれたり剝がれたりしています。それは、釘の部分のコーキングが劣化して落ちてしまう事で釘のカバーがなくなり劣化してしまうパターンです。鉄の釘の場合は錆ますが、錆る事で抜けなくなります。しかし、ステンレス製の場合は錆びない代わりに風による振動などで緩んで抜けてしまうという事もあります。釘の動きを止めるにはコーキングでしっかりと処理をしなければならないし定期的にチェックした方がいいと思います。また、屋根上のコーキングは太陽の紫外線を直接受けるのでコーキングの劣化も早くなります。
コメント0件劣化したプラスチック製の部分をきれいに塗って仕上げる
住宅塗装でも至る所にプラスチック製部品が使われていて塗装することも多いのですが、プラスチックの塗装は塗料の種類により不具合がおきやすいのです。よくあるのが水性塗料で塗装するというパターンです。水性塗料は密着性の問題があり、特に水性塗料の上塗りを直接塗って仕上げた場合に密着不良で所々が剥がれがおきたりしやすいです。水性塗料で仕上げたい場合は下塗りのフィーラーを先に塗っておくか、弱溶剤系の下塗りシーラーを先に塗っておいた方が長持ちするのできれいに仕上げるためには手間を惜しまず塗装間隔をしっかりと空けて塗るといいですね。
コメント0件2月も始まりました。
年明けからもう一月過ぎて2月に入りましたね。冬の塗装工事も寒いと思いながら通常通り作業しています。冬は寒いけど空気がカラッと乾いているので塗装の乾燥や密着性など問題なく良い状態で仕上がります。夏のジメジメの季節と比べて今の方が塗装にとって確実に良い季節なので塗装や塗り替えの工事もお勧めしています。
コメント0件外壁塗装工事で壁よりも天井の白い色が変色する場合は塗り替えのサイン
外壁・屋根は新築から12年程経つと様々な症状が出てきます。一番大きく分かりやすい劣化ではコーキングの劣化ひび割れで、ベランダ防水FRP床面の変色や屋根カラーベストのコケの発生など塗膜の傷みから劣化が進行してしまうケースが多く感じます。また、一見大丈夫な外観でも天井部分の白い所がまだらに色変色していることがあります。その変色も塗膜劣化と同じで保護する力が弱まってきているので塗り替えのサインが出たと周辺も見て頂ければわかると思います。
コメント0件塗料の2液型は混ぜ合わせたら上手に使い切る
塗料の2液型塗料は主剤(色のベース)と硬化剤(主剤と混ぜ合わせ反応させて固める材料)があり指定の分量を混ぜ合わせて塗装に使用します。塗料は1液型(色のベースだけ塗って仕上げる塗料)に比べて2液型塗料は価格も高いですが耐候性や耐久性も強いので丈夫な塗膜を作ります。しかし、塗料が余ると時間の経過によってゼリー状になり徐々に硬化してきます。1液型は出した塗料を元の缶に戻す事ができますが、2液型は戻す事ができず廃棄するしかなくもったいないので普段から材料をできるだけ余らないように微調整しながら使用しています。
コメント0件屋根のない鉄骨階段は錆が広がりやすい。
鉄骨階段の塗り替えで現在の状態を確認したところ劣化が激しいことがわかりました。階段の踏み板部分や支える斜めの梁など穴が開いている所もありました。劣化の最も激しかったところは踏み板の裏面と地面に近い雨水の跳ね返りを受ける部分など水切れの悪い所は特に早く傷む傾向と言えます。劣化の進行を抑えるには手っ取り早く屋根を付けて濡らさないようにすればかなりいいですが、予算の都合でできない場合はシリコン塗料ならフッ素塗料に変えるなど耐候性を上げることで寿命を延ばす事はできると考えられます。
コメント0件塗装面の艶を出すためには
塗装作業で1回塗りというのはほとんどありませんが、塗り重ねるたびに艶も良くなります。但し、塗り重ねのタイミングが重要で塗り重ねの間隔(塗り重ね時間)をしっかりと空けるほど塗装した部分は乾いて艶は出ると思います。簡単に言えばよく乾かすことです。下地が乾いていないのに中塗りや上塗りをしても本来出せる艶が出ないという事があるので塗装間隔ができるように普段から段取りをしています。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。