鉄骨塗装のワンデー工程
鉄骨塗装が小規模の場合、ケレン清掃して速乾錆止めに上塗りまで一日で仕上げる事はできます。そして既設の錆の状況によりあまり錆が出てない場合に関しては錆止め材入り上塗り塗装2回塗りなど施工の手間を抑えて単価も抑える施工仕様も今では普通にあります。錆止め塗らなくても上塗りの材料が強力なので艶もあり水弾きもばっちりですね。
コメント0件床特殊塗料の厚膜塗料は時間制限内に使用しないと・・・
エポキシ系厚膜塗装をする事が多いのですが、2液型塗料で規定量を混ぜ合わせた瞬間から硬化(固まり始める)するので10分から15分以内に使用するようにしています。時間が過ぎてしまうと塗料が固まり始め溜まった部分でさえ動かす事ができずそのまま固まってしまうので塗料が均せる範囲で混ぜ合わせる量を決めています。厚膜塗装は超がつくほど難しいので床専門業者が施工する事が多いです。
コメント0件天気が急変しそうなら無理せず延期へ
時間が無い時に焦って「塗装してもすぐに乾くから大丈夫」と思い込んで塗り始めると案の定、急に強い雨が降りだす事もありますよね。塗装の乾き具合も中途半端な時に雨が降ると仕上がりにも影響があるので無理せずに天候の良い日に仕上げたいですよね。とくに屋根面は直接濡れるので特に気を付けています。
コメント0件水性刷毛を油性塗料で使用したら・・・
刷毛の種類で水性刷毛と油性刷毛がありますが、水性刷毛を油性の塗料で使用すると刷毛が急に柔らかくなり塗りずらくなってしまいます。それは油性塗料の方が溶剤系という事もあり水性塗料よりも強いので油性の刷毛の比べ水性刷毛は弱くできているので刷毛の腰が徐々に弱くなり塗りにくくなってしまいます。油性塗料は油性刷毛を使用するのが一般的です。
コメント0件壁用塗料を床に使用するとどうなるか
そもそも壁の塗料と床の塗料は使い道が全然違います。壁用塗料は外部であれば雨や紫外線に耐えるように耐候性がプラスされています。壁の内部塗料では臭いを抑えた水性塗料をメインに目が疲れないような艶消し仕上げが多いです。そして床用塗料の外部仕様は外壁同様の耐候性プラス踏まれても耐える塗料、内部は踏まれても良い塗料の中でも薄膜塗料・厚膜塗料・速乾型・光沢仕上げ・フラット仕上げなど床用は踏まれても大丈夫なように耐える前提で作られています。なので壁用塗料は床に塗っても塗膜が柔らかくすぐに剥がれてしまうので使用しません。塗料一つとっても考えて作られていますね。
コメント0件凹凸が大きいコンクリート床面の陥没は樹脂モルで対策
床面の劣化などで塗膜剥がれや窪みなどが生じた場合、セメントを剝がしてもう一度施工し直す方が手っ取り速いのですが、大規模になるので樹脂モルを使用して平滑に仕上げる事もできます。樹脂モルはその名の通り塗料の下塗り材に細かいセメント砂を混ぜ合わせ穴埋めして平らに押し固めるとフラットな床面が出来上がります。乾きも早くて翌日には歩行可能です。
コメント0件外部縞鋼板に雨水が溜まり続けると錆も発生しやすい
外部によくある滑り止め加工してある縞鋼板ですが、平らな面によく貼ってあるので外部では雨水が溜まりやすく縞鋼板という事もあり水はけも良くないので錆の発生源となりやすいです。この鉄板も一度錆が出るとなかなか止まりにくいのでワイヤーブラシなどでできるだけこすって落とすか強力な錆止めを塗るなどの対策をしないといけません。
コメント0件床養生で布の養生シートは特に溶剤系塗料は浸み込みやすい
床養生して材料置場を準備して作業を始めましたが、作業後に布の養生シートを剝がすと溶剤系のシンナーでしょうか、少し色の付いた汚れを発見したのでもしかしたらシートを通過して汚してしまっていたようです。溶剤系のシンナーは浸透性も高いので取り扱いには注意が必要です。特に床面を汚さないようなビニールで囲った上に布の養生シートをかけるなど二重にした方がよさそうです。
コメント0件床塗装の乾き具合は足跡が付かない程度まで養生したい
床塗装において床の塗装をするなら今の時期では何時間の乾燥時間が必要か?それは外気温にもよりますが、今の時期なら一晩経てば翌日には歩行可能あるいはリフト車の通行もOKなど気温によって乾き具合は変わり通行時間も同じく変わります。何日も余裕があれば乾かしたいと思いますが使用している場所などでは限られた時間内で塗装して乾かす事になるので、少しでも余裕があるようにできればしっかりと乾かしてから使用してほしいと思います。
コメント0件鉄骨の溶接のしてある部分は特に錆が広がりやすい
溶接がしてある所は鉄が無防備な状態というか全く保護されてないので少しでも雨が降ると濡れた瞬間に錆が発生してしまいます。酸素とも結びつきやすいのでできるだけ早く塗装で保護したいですね。錆止めも時間をおいて数回薄く塗り重ねるだけでも表面強化はできると思います。錆止めだけでは耐候性が少ないので必ず上塗りを塗って保護したいですね。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。

