ローラーの大きさや横幅「インチ」は上手に使い分ける
ローラーのサイズは一般的には6インチが多いのですが、塗るものによってはサイズを変えて塗装しています。例えば床面や天井面など広い面積を塗るには大きなサイズで、手すりなどの棒状や細物は2インチ・3インチなどが多く使用します。なぜ小物は小さいサイズを使用するのかというと大きいローラーでは幅が広いので塗料を付けて塗る時にローラーにたまっている余分な塗料が回転と同時に周囲に飛散する可能性が高く周囲を汚しやすいので無駄に大きいものは逆に使いにくいと感じます。天井部分の塗装でも大きなローラーで塗りますが、面積が大きいほど腕にかかる負担も増えて疲れるので、あえて小さいサイズのローラーを使う事もありますね。

倉庫などの鉄骨塗装は油成分を除去してから塗装する
農業倉庫やガレージなどの内部鉄骨塗装をするのに意外と汚れも付着しやすいと思いますが、オイルなどの油汚れも付着していると塗装の密着も不安になりますよね。塗装をするならウエスで拭き取るなど下処理が大事ですが、ウエスだけで拭けない場合は溶剤系の薄め液をウエスに浸みこませて拭くときれいになりやすいです。また、臭いが気になる場合は水溶性の油洗浄液を使用して洗うという方法も今では多く使用しています。
コメント0件ローラーで塗る時に強く押し付けて塗った方が密着性は強いのか?
強く押し付けて塗るという塗り方はほとんどしたことはありませんが、強く塗ると塗装の塗膜は薄くなるので薄くなると塗膜は剝がれにくくなります。刷毛塗りでもそうですが厚く塗ると塗装した面が浮いたりするので結果的に剝がれる事になりますが、薄くかすれるように塗ると意外と剝がれません。それは今まで塗装してきた経験から剥がれにくい塗装の仕方を自然に身に着けているので考えるよりも無意識にできる事です。下塗りに錆止め塗装や密着性を高める下地材の塗布などしっかりと長持ちするように普段から仕上げるようにしています。
コメント0件密着不良しそうなプラスチック製品には「ミッチャクロン」が有効?
先日、仕事仲間の現場へ行った時に密着不良しそうなプラスチック製の部分塗装をしました。通常ならそのまま色を塗って仕上げるという事が多いのですが、色の塗る前にミッチャクロンを塗ってから仕上げると長期間剝がれずに維持できるみたいなのでお勧めだよって教えて頂きました。正直、不安はありますが、予想以上にたくさんの方に支持されているみたいなので機会があれば使用してみたいと思います。
コメント0件高圧洗浄は場所により洗浄ガンを使い分けて作業しています。
屋根や外壁の高圧洗浄は現場や状況によって通常の噴出ガンではなく回転するトルネード型の洗浄ガンは意外とよく使います。使い道としては洗いたいものが複雑な形状もしくは模様が深いものなどストレート型の洗浄ガンよりもトルネード型は回転するときに奥の方まで衝撃が伝わり汚れを浮かして落としやすい性質がありますので予想以上にきれいに洗えます。屋根でも同様にカラーベスト屋根はフラットタイプを使用して波型スレート屋根などはトルネードタイプを使用することにより洗浄する効果が上がるので作業時間を短縮することはできると思います。ただ、洗浄するときに周囲に汚れも飛散しやすいので周辺を養生してから作業することをお勧めします。
コメント0件屋根塗装でお勧めの遮熱塗装にもランクがあります。
屋根の遮熱塗装は今では定番ですが、遮熱塗装の中でもその塗膜の耐候性により遮熱効果が維持できるのかという差は少なくともあると思います。遮熱塗装でも関ペのアレスクールシリーズで見てもウレタン系・シリコン系・フッ素系と値段も耐久性もそれぞれ違います。もちろん値段が高いほど耐候性が強いという事ですが、弊社がお勧めしている遮熱塗装するなら耐久性や価格も真ん中のシリコン系がお勧めしています。お値段抑え目でもある程度耐久性能もありオススメです。

屋根セッパンの塗装なら遮熱塗装は外せません。
屋根セッパンの塗装をするなら遮熱塗装という選択肢は外せませんね。これからもっと熱くなる時期ですし普通に屋根を塗装するより遮熱性能があるとその効果は少なくともあるのでお勧めしている工事です。屋根塗装は住宅以外にも工場でも多く施工している工事で、夏場に人気のある工事ですが冬場の方が乾きが緩やかなのできれいに仕上がるという事もありました。これからの季節は屋根といえば遮熱性能をより際立たせていると思いますが、秋・冬でも人気のある施工です。


コンクリート壁は水性塗料と溶剤塗料のどちらでも仕上げる事ができる。
コンクリート壁の塗装は水性塗料と溶剤塗料のどちらでも仕上げることは可能ですが、塗り替えの場合はその状態によっても塗装仕上げの材料を選択して塗装しています。例えば、臭いが気になる場所では溶剤よりも水性塗料を優先するとか、素地に黒カビなどが生えやすい状況なら防カビ材の入った塗料を優先するなど使い道を分けて塗装しています。艶有塗料と艶消し塗料どちらもできますが、コンクリート塗装は比較的に艶消し塗料が多い感じがします。

鉄骨階段の錆びのほったらかしは大変なことになります。
鉄骨階段の塗装は大変ですが、ほったらかしだと塗装表面だけでなく素地の劣化に繋がり穴が開いたり強度も低下して大変な事になってしまいます。実際に塗装工事した現場は屋根の無い外部の鉄骨階段で、至る所に小さな穴が開いて鉄骨そのものの強度も落ちている感じがしました。外部の鉄骨の場合は劣化進行も早く塗装で保護しないと状態を維持できないので塗り替えのタイミングもなるべく早くしていきたいですね。

ひび割れしたコーキングを補修して塗装を仕上げる
サイディング外壁のコーキング劣化は速かれ遅かれひび割れたり変形や瘦せなどで傷んできます。塗装の塗り替えのタイミングとしても一つの基準としてみられます。劣化状況によっては旧コーキングを完全に剥がして新たに打ち替えた方が丈夫になるので劣化状況をその場で判断して施工法などをご提案しています。写真のように完全に劣化している場合は言うまでもなく新たに打ち替えして塗装することが外壁にとって長持ちの秘訣となります。

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- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。