プラスターボードのパテの良し悪しが仕上がりに影響する
石膏ボード・プラスターボードの新規塗装でジョイント部分のパテ処理は最終的な仕上がりに影響しますのでパテ付けはいつも慎重になります。ジョイントパテも乾燥硬化時間がそれぞれあり、60分や120分など気温に合わせて使い分ける方法や粉体と水を混ぜ合わせる量も硬化速度に合わせ使用する量と合うように少量ずつ作るなどバランスをとっています。また比較的に乾きがはやいパテなのでヘラでうまく均すコントロールが難しいですね。
コメント0件刷毛塗りとローラー塗りの違いは「塗膜」と「模様」
塗装の手塗りでも刷毛塗りとローラー塗りがあり同じ塗料の濃さでも刷毛とローラーを持ち替えて塗装していますが、大きな違いは刷毛は塗ると刷毛目が出る事と塗膜が薄く仕上がるという事、ローラー塗りはローラーの毛の模様に仕上がる事と塗膜は刷毛より厚く仕上がるという事です。どちらとも塗料の濃さに影響され模様の大きさや刷毛目の筋などができますがそれぞれの特徴なので仕方ないですね。多少の違和感は出ますが上塗り二回目の塗装をするとほとんどわからなくなると思います。
コメント0件外壁面に木の枝や葉が接触していると外壁が傷みやすい
外壁面に庭木や枝葉がこすれるなど接触している場合は風で揺れて傷がつくなどの劣化の前兆となる事も多くなります。木材の外壁面などでは虫などが植物に上って侵入することもあるので接触している場合はできるだけ剪定してもらいたいと思います。また、雨などで特に北面は緑色のコケも生えやすいので風通しの良い環境を作るといいですね。床面も砂利からコンクリートに変えるなどちょっとしたことですが水はけ改善はとても大事ですよ。
コメント0件丸パイプ・丸鉄棒の効率的な塗り方
「丸型の形状の塗装をする時は刷毛塗りが当たり前だった」から今では「丸型の塗装は全てローラー塗り」へ塗り方も大きく変わりました。住宅では竪樋やホースパイプ部分、工場などでは安全手摺や配管塗装など丸型の形状は意外と多く塗りにくい・もしくは塗り残しができやすい形状でもあります。塗り残しができないように念入りに同じところを何度も塗ってしまい時間がかかってしまう事もしばしばあります。ローラーの毛丈(毛の長さ)も短いよりは長い方が塗料の塗り残りも少ないので塗料のつけすぎないように塗り広げる感覚で塗ると塗料垂れもなくうまく仕上がりますね。

FRP床の塗り替えはひどく傷む前に塗装しておきたいですね。
ベランダ床などによく施工してある床の素材ですがFRP床の所も多く屋根と同様で雨や紫外線のダメージを受けやすいのでこまめな塗り替えをお願いしたいですね。経年劣化で色が薄くなってくるだけでなく素材のガラス繊維が出てくると刺さる場合もありとても危険です。また塗り替え時の状態によっては簡単に施工できることもあるので簡単にお値打ちに施工できるタイミングで塗装できたらいいと思います。

錆で浮いた塗膜はできるだけ剝がした方が密着性は良い。
鉄部の塗り替え時に一番重要なのが「錆びている部分をきれいに剝がしてとそうできるじょうたいにする」という事です。どんなに良い塗料でもきれいに掃除ができてなければすぐに剝がれや錆の再発などがおきるのでとっても大事な作業です。特に旧塗膜が錆と一緒に浮き上がっているとその浮きの隙間に雨などで水滴が入り込んでいるとまた錆の発生に繋がりますのできれいな清掃に心掛けています。

塩ビパイプや塩ビ樋は密着性を考えるとやっぱり溶剤系の塗料で
塩ビパイプ系の塗装はひと昔では普通の塗料「弱溶剤系のペンキ」を塗っていました。しかし、塩ビとの相性も悪く経年劣化で意外と早い段階で部分的に剝がれがおきていました。しかし、弱溶剤系でもウレタン系やシリコン系などの塗料に変わってからは下地処理がしてあればほとんど剝がれなくなりましたね。特に2液型塗料になってからは変色やチョーキングはしても剥がれなくなったので安心できますね。

スプレー塗装は刷毛塗りなどと比べて塗料の濃さが違う
塗料の濃さは塗装道具によって違いますが、刷毛塗りとローラー塗りは同じでも大丈夫ですがスプレーによる吹付は塗料の濃度が濃いと材料が噴出できないので薄めて塗装するのが一般的です。塗料濃度が濃いと塗料の出方は弱くなり吹き付けした時の塗料の粒子も大きく出るので粒々の模様が見て分かります。しかしその仕上がりではダメなので水に濡れたようなフラットな表面に仕上がるように塗料濃度を薄めて調整して仕上げています。
コメント0件マスキングテープを使ってきれいなラインに仕上げる
塗装用具の中でも重要な役割をしている養生テープですが、真っ直ぐなラインを出すのに使用するマスキングテープはとても重宝します。特に多いのがサッシュ枠などの部分は目につきやすく曲がったりするので最終の手直しタッチアップ塗りなどの時にもきれいなラインを出す事ができます。また、床面の塗装の際でも同じですが、道路など舗装に白線のラインを入れたり駐車枠を書いたりする時も多少は段差部分が色がはみ出してしまいますが少し離れた所から見ると意外ときれいに見えるので養生なしのフリーハンドで書くより断然いいですね。
コメント0件同じ名前の塗料でも種類やメーカーにより艶の保持力が違う
一般に外壁塗料の水性シリコン仕上げとかありますが塗料の種類やメーカーの違いによりその耐久性や艶の保持力も異なります。その塗料の良し悪しは塗りたての状態では同じに見えるので分かりませんが、その後の状態は3年・5年・10年と経過するにつれどの塗料も変化していきます。その変化の少ない塗料「例えば北面と南面の違い」は耐久性の高い塗料という事になるので、目で見て確認するにはこの方法で確認しています。弊社も昔は溶剤系ばかり塗装していましたが、塗装する物によっては水性系の塗料の方が長持ちするものもあるので衝撃的でした。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。