コンクリート・モルタル床塗装の剥がれ防止に下地処理は確実に
床面の塗装は単純に考えても「簡単に塗れる」と思われがちですが、下地処理なしで塗るとどうなるか?今までの経験を踏まえて言いたいのですが、塗装した面は剝がれやすく耐久性も弱く床は踏まれて劣化しますが予想外の場所も剝がれているなど最低限の下地処理でも有る無しでは大きく違います。塗装工事に関しては下地処理の大事さを忘れずに行いたいと思います。
コメント0件ベランダの防水シート「塩ビシート」塗装は臭いが強めなのでマスクを着用しましょう。
外壁塗装にしても有機溶剤系の塗料は多くて以前よりも臭いの弱い塗料が多いですがそれでもやっぱり臭いますね。今回は塩ビシート用の塗装で、想像していましたが予想以上の強い臭いで作業するのが大変でした。強い臭いの場合は防毒マスクはやっぱり必要ですね。付けていると臭いが全くなく付けている違和感はありますが臭いが無いので体のだるさは感じません。
コメント0件濃い色ほど色が分離しやすい
塗料缶の蓋を開けると塗料が単色ではなくいろんな色が配合されているのをよく見ます。それは塗料が混ざりきっていない「分離している」状態だと思います。それも濃い色ほど色が分かれているように感じます。塗装する前には塗料全体をしっかりと攪拌して色合いを一定にしてから作業しないと色の問題だけではなく塗料の性能も関係していて多くは乾き具合が不安定となり早く乾くか極端に遅い場合もあり最悪の場合は乾かないという場合もあるので確実に缶の底まで良く攪拌したいですね。
コメント0件住宅塗装のココだけはしっかりと塗装しておきたい場所は
住宅塗装で特に劣化しやすい場所とされる雨が降った時に水が流れにくい所やたまる場所はどんな防水材でも屋根でも劣化しやすい条件に入ってしまいます。雨が当たる屋根面はもちろん気を付けたいですが、意外と忘れがちな「ベランダの床面」などは雨水がどのように流れているのか、流れやすいような構造となっているのか表面のデッキ材で隠れているので直接見えず漏水の危険になる事もあるので注意が必要ですね。
コメント0件塗装するのに油汚れしている部分の塗装は除去しないとうまく仕上がらない。
油汚れしている部分の塗装はそのまま塗ると塗料が弾いて色がのりません。油汚れでも液体ではなくグリスのような固体では確実にウエスで拭き取らないと全く塗れません。油をただ拭き取るだけではなく拭き取った後に塗装ができる状態にするには油分解成分の洗剤のようなものを使用してきれいに拭き取りをする必要があります。工場内の塗装でも建屋の場合では屋根の上の方の鉄骨でも意外と油が付着しているので塗る作業よりも拭く作業の方が大変です。
コメント0件塗装は塗装前の下地処理が大事です。
塗装は塗る事よりも塗る前に清掃したり目荒らしなどの下地処理をすることの方が労力を使ってその後の仕上がりに影響を与えますのでとても大事な作業です。塗り替え工事において一番大変な部分は「木部」で、木が雨水を吸ったり吐いたりしながら収縮するので木の表面もザラザラと凹凸が出やすく塗装面もそれに合わせて動くので塗膜が剝がれやすいという事もあります。再塗装するにはザラザラ感をなくすように表面を磨いたり剝がれた塗膜を落としたりと意外と手間もかかります。少しでも長持ちさせるにはこうした下地処理をすることが大事ですね。
コメント0件自分で塗装をするなら床の養生を忘れずに。
庭先でテーブルやチェアの塗装をしているのをよく見かけますが床の養生は大丈夫ですか?よく見るのはブルーシートですが、ビニール製なのでこぼれた塗料はそこで止まりますがしばらく乾かないので知らずに踏んで汚れが広がってしまう事もあります。しかし、布製の養生シートは塗料をこぼしたところは直ぐに浸み込んで床にも広がらず踏んでも広がらないので画期的です。また、雨などに濡れても雨水は通過して、晴れれば自然に乾くので水が溜まらず安心ですね。
コメント0件床の塗装をするのにお手軽塗装は水性塗料仕上げ
塗装=臭いの強い塗装というのは昔の事で、今では水性系の塗装が多くなりましたね。中でも床の塗装は「踏まれる」とか「擦り傷がつく」など塗膜の強さが決め手ですが油性塗料に匹敵する水性塗料もかなり多く硬い塗膜を作る水性2液型の塗料もあります。丈夫な塗料は乾いてから時間が経つごとに硬くなる性質があり、気温が高い方が硬化剤との反応するのも早く作業性や臭いがない事もメリットですね。
コメント0件黄色を鮮やかにうまく仕上げたい。
黄色の塗装は何度やっても難しいと感じます。黄色の塗装は工場系の危険箇所によく塗装しますが鮮やかにきれいに仕上げるにはあるポイントがあります。それは、「下塗りの白色を塗装した上に上塗りを塗る」と「単純に上塗りの黄色が塗りやすい塗料の種類を選ぶ」です。塗料の種類によっては色が透けにくい(とまりの良い塗料を選ぶ)という事も大事ですが、乾きの速い(速乾性の塗料で塗る)事で塗り重ねてきれいに仕上げるという事もできます。
コメント0件塗料を色がかすれるように塗るとなぜか塗膜が剥がれにくい
塗装した部分でどんな塗膜が長持ちするかいろんな現場の状況を見て検証してみました。そして長持ちしている塗膜(塗膜剥がれがない状態)でどのように塗ってあるのかそれぞれ見て回った結果、ある事に気付きました。それは「最初から塗装の塗膜が薄い事」です。塗膜が薄いという事は塗膜がしっかりと乾きやすいので塗膜の中までしっかりと乾き剥がれにくい塗膜を作ったと言えます。そしてその剥がれにくい塗膜を塗装した道具は「刷毛」でした。色は薄く色ムラができやすいのですが刷毛塗りは塗装する時に「下地をこする」ので摩擦や静電気などの影響もあるのでしょうか分かりませんが剝がれにくい塗り方ですね。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。