ネジ頭は錆の発生源
錆びたネジ部分は屋根塗装をしても錆びたネジフックから錆が移るので確実に止めなくてはなりません。今回もネジ部分の錆止めをメインで屋根の塗装を進めました。塗ると言ってもネジの本数が多すぎて思ったよりも大変ですよ。錆などの急所をしっかりと塗装してあれば確実に長持ちさせることができます。

塗装飛散防止足場設置。
今回も屋根塗装をするために飛散防止を兼ねて囲いの足場とネット養生を設置しました。屋根の塗装作業は思わぬ所で塗料が垂れたり、風が強い時は風に乗って塗料が飛散・付着したりと予想外の事になりかねませんので念のためしっかりと囲い養生をしました。囲いがあるだけで安心感が増して塗装作業に集中することができます。夕方になると時々雨がパラついてきたので足元が滑りやすくなり危険なのでケレン作業も中止して明日に備えたいと思います。

屋根の色選択は慎重に
下塗りのプライマーもしっかり乾き、上塗りの仕上げ塗りをしました。上塗りの色もホワイト仕上げで下塗りと同じ色ですが、上塗りの方は艶が出るので塗り残し無く塗装することができます。一つ注意点があり、太陽が当たると眩しいくらい反射するので周囲の状況を考えて塗装しなければなりません。時間とともに角度が変わるのでそれ程影響はありませんが、気を使われる方は色のトーンを落として塗装されることをお勧めします。


やっぱり屋根塗装は大事です。
建物で特に劣化しやすいのは屋根で、紫外線や酸性雨が主な原因です。それぞれ季節が変わる中、建物を守ってくれています。外壁と比べて屋根は数倍劣化が進みやすいので定期的にメンテナンスをしなければなりません。屋根の塗装を必要とするカラーベスト屋根・スレート屋根・モニエル洋瓦・モルタルコンクリート屋根・トタン屋根など常に変わる温度変化に耐え、また、クラックひび割れなどがあれば漏水して内部が傷む原因にもなります。新築から10年以上過ぎて屋根の表面にコケやカビで変色や傷みがでてきたと感じる場合は点検もかねてチェックした方がいいですね。

FRP製セッパンの下塗り
先日、屋根の水洗いだけしておいたので今日は下塗りを塗装しました。屋根も日の光が入るようにFRP製でできているのでとても柔らかく、経年劣化で10年以上の物は屋根上を歩くと穴が開いたり、劣化が極めて激しい所では落とし穴のようにズボッと穴が開いて下まで落ちてしまうという事があるので、作業をする時は道板を敷いて案全体を親綱に固定するなど気をつけて作業をしなければなりません。また、屋根の塗装をするのに道板のある部分が塗れないので、板を少しづつずらしながら安全第一で作業していきたいと思います。


カラーベスト屋根も10年過ぎれば
カラーベスト屋根やスレート系の屋根はとくに10年くらいを過ぎると徐々に劣化が進み塗装の力が弱くなってしまいます。その劣化を確認する方法は北面ではコケの発生はもちろんですが、屋根表面が黒いコケ・カビが全体に広がってきます。南面ではカラーベストでは重なり部分が夏場の日当たりの影響でわずかに反り上がり隙間ができます。屋根の劣化を少しでも抑えるには早め早めに塗装対応するのが理想ですが、少なくても12~15年以内に塗装することをお勧めします。

破風板の劣化が進んで
新築時から数十年ほど手を入れていない破風板は自然劣化(風雨にさらされ)で破風の表面は木の柔らかい部分はへこんで横から見ればわずかに凹凸や板の反りがでてきます。塗り替え工事をする時は軽く水洗いをして汚れを落とし、乾いたらペーパーを当てて表面をきれいに整えてから防虫剤の塗装を3回ほど乾きの程度をみながら時間を空けて塗り重ねます。一般的にはこのように塗装しますが、最初から無塗装の場合は雨などが当たる部分はシミができやすいのでシミ抜き材やあく抜き材を使用して元の木材の状態に近づけてから防虫剤などで着色します。この方法だと塗装した時に色のムラができにくいので明るい色を選んだときはとても有効です。

ガレージシャッターの塗り替え工事
シャッターの塗装工事をしました。今回は吹付で塗装するという事で周囲の飛散防止対応するためにビニールで養生しました。また、吹付の勢いが強い場合はガレージ内部にも塗料飛散してしまう恐れがあったため、念のためシャッター内側にもビニールで囲い養生してから吹付塗装で仕上げました。日の当たり具合や気温にもよりますが、午前中にした下地吹きをして午後から本吹きを3回ほど塗り重ねて仕上げました。仕上げ材料も耐久性も高くコスパも良いシリコン2液型で仕上げました。

突然の激しい雨と雷に驚きました。
足場解体作業中からどんより曇り空で、雨の予報は事前に知っていたので心の準備はできていましたが、嵐のような猛烈な雨が降るとは予想していませんでした。季節の変わり目は荒れた天候になりやすいので工事中の場合は足場ネットに風を受けて大きく揺れたり強すぎると倒壊の恐れも出るのでネットを風が抜けるように縛って対応したりと前もって準備するようにしています。雨の降る時間も短時間でしたので幸いでした。

屋根の上塗り2回目を塗装
今朝もよく冷え屋根の表面は夜露で濡れていたのですぐには塗装することはできませんでしたが、日が当たるとあっという間に乾いて塗る事ができました。屋根も上塗り1回塗りが終わり2回目の塗装という事で塗り残しの無いように屋根にテープで印を付けながら順番に塗り進めていきました。日中は思ったよりも気温が上がったので汗を流し作業しました。

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- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。