塗料が足りないよりも余った方が処分が大変
塗装工事では塗装面積に合わせて少し余分になるように調整して材料を発注しています。塗料は足りない場合は注文して補充できますが、塗料が余ってしまった場合は捨てることになるので、まとまってきたら材料の引き取り業者にお願いして処分しています。また処分代も意外とかかるので大変ですね。家庭用の塗料で少量残った場合は新聞やウエスに浸みこませて乾かし燃えるごみとして処分するなど手間がかかります。缶の中に入ったまま捨てることはできないので買う時はよく考えて購入しないといけませんね。
コメント0件鉄骨の塗装はローラーで
鉄骨の塗装と言えばH鋼や四角やCチャンネルL型などでひと昔は刷毛塗りが主流でしたが、今はローラーで塗る方が主流ですね。小さくて小回りの利く2インチから4インチのミニローラーが普通の塗装工事でも使われています。刷毛塗りとローラー塗りの大きな違いは塗装した時の模様と塗膜の厚さです。刷毛は刷毛筋が残り塗膜はうすめですが、ローラー塗りはゆず肌模様で塗膜は厚めです。仕上げたときの見た目もそうですがローラー塗りの方が高級感があるように見えるので、刷毛とローラーを上手く使いこなして仕上げるときれいですね。
コメント0件モルタル補修した部分を塗装で保護する
外壁や防水の立ち上がり部分などモルタルの劣化でクラックや割れ落ちている所もしばしば見られますが、左官補修により強度の復元と塗装により美観工事により以前のような耐久性のあるものへと変える事ができます。モルタルの補修ではモルタル自体の厚みが関係しているので暑い分、乾きが遅くなるという事を見越して余裕をもった施工準備が必要です。しっかりとモルタルが乾かないと塗装できないので乾燥養生期間をもたせて下地との密着性がいいよう塗装するようにしています。
コメント0件コーキングの劣化している所は打ち替えを
先日塗り替えをする現場でコーキングの劣化が激しかったので切り取り打ち替える工事をしました。剥がしてみると何か様子がおかしく、剝がした奥のコーキングも同じような劣化状態でした。どういう意味かと言いますと、最初の1回目の塗り替えの時にコーキング部分の劣化があるのに剝がさずそのまま薄く打ち増ししてあったのでその打ち増ししたコーキングも同じように亀裂が入り劣化している状態でした。一度劣化している部分はその上にコーキングをのせても丈夫な耐久性が得られないので必ず剥がして一から施工し直さないとまたすぐに同じことの繰り返しとなってしまいます。
コメント0件鉄骨の塗膜剥がれは現地の条件に原因がある
外部の鉄骨塗り替え依頼を受け現場を確認すると、それぞれいろんな塗膜の剝がれ方があるものだと感じます。よくあるのが錆が出て剝がれる場合です。湿気の多い場所や常に雨が当たる場所など上や側面の部分が多いですね。また、ジメジメしている所はコケが生えやすく水はけが原因で剥がれる場合は錆止めは剝がれていないけど上塗りだけまだらに剝がれるという事があります。上塗りだけ密着不良というのはまれにありますが、効率よく下地処理をするなら高圧洗浄が便利です。コケも除去できるので作業性もいいですね。
コメント0件広い面を塗る時はまず周りの細かい所を仕上げてから
屋根や外壁にしても広い面積を塗る時は一気に塗り広げるときれいに仕上がりますが、その前に窓周りや天井の境目などの刷毛塗りを仕上げておかないとスムーズに仕上げることはできません。だからと言って大きな刷毛で先に塗るとその部分が塗り重ねとなって逆に艶が出過ぎてしまうという恐れがあり注意が必要です。できれば小さい刷毛で塗っておくと目立たず仕上がりもまとまって見えて意外といいです。小刷毛で塗るのが手間ですが仕上がりを見据えて塗っていくことは大事です。
コメント0件水性塗料の良い所
塗装工事で水溶性の塗料をよく使用していますが、その良い点をあげるとすれば一番いい所は臭いが少なく作業しやすい事です。風通しの悪い場所では隅の下の方に有機溶剤では臭いがたまり有機溶剤中毒となる事もあります。しかし、臭いの心配をしなくていいので安心ですね。気温の方も今くらいなら水性塗料の方が乾きが早いので作業性に優れます。塗り残しやタッチアップなどの手直しもしやすくて便利です。
コメント0件壁を塗る時に使うローラーの毛丈は壁の形状に合わせて
外壁塗装の塗り替えで常に気にしているのは「外壁の形状」です。フラットな外壁もあれば凹凸のたくさんある壁もありそれぞれ違います。ローラー塗りが主流の今、周囲の塗料飛散を抑えつつ確実に塗りこめるローラーは選ぶことができます。小回りの利くミニローラーから飛散を抑えるマイクロファイバーのローラーなどインチや毛丈でそれぞれ性能は違いますが、それを上手く使う事によりきれいな仕上がりへと繋がります。
コメント0件木の質と削り方によりオイルステインの色の入り方は変わる
オイルステイン塗装って改めて難しいと感じます。まず、塗料の濃さで言えばシャビシャビで、刷毛で塗る時に周辺にこぼしやすいですね。そして肝心の木の塗装でも同じように塗れるとは限らず、木の種類によっても硬い木や柔らかい木など木の硬さによっても色の入り方は変わります。硬い木ほど色は入らず、木の表面をカンナで削った場合でも同じように色ムラを生じるので難しいですね。濃い色ほど色の入りもはっきりと分かるので気を付けなくてはなりません。
コメント0件高所作業するほど塗料の飛散が気になるけど・・・
平屋や二階建てなどではあまり気にならないけど、周囲の条件で密集地や駐車場が近いなど塗装するには気になることが多くなります。吹付工事をするわけではなくてもローラーの塗装でも転がすたびに周囲に飛び散り作業できない事もたまにありますね。そんな不安を少しでも解消するのが飛散防止型のローラーで、普通のローラーよりも高価ですが飛散の量は格段に減るので作業しやすくなります。飛散防止型のマイクロファイバー型のローラーは各種たくさん出ていますが、大塚のマイクロエース毛丈22mmでは濃い目の塗料をゆっくりと回せばほとんど飛散がなく仕上げることも。それでも塗る面の床の養生だけはした方がいいですよ。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。