塗装の「捨て塗り」とは
塗装は希望の色を1回塗ってきれいにおさまるという事はほとんどないので一度塗って(きれいに塗り収まらないのでとりあえず一度塗って)乾いてからもう一度同じ色を塗ってきれいに仕上げる事です。鉄板とか塗装しても希望の色とあまり変わらない場合は一度塗りでも大丈夫な場合もありますが、木部のような木目に色が入り込むような場合ではとても一度塗りではきれいにおさまらないので二度塗り、三度塗りと手間がかかりますね。
コメント0件鉄板など剝がれた塗膜はある程度剝がさないときれいに見えない
塗膜剥がれのある鉄板の塗り替え工事で、塗膜剥がれがある状態でその上に塗装しても旧塗膜との段差は消えないので、できれば全て剝がしたいときもありますが予算の都合もあるのでせめて大きく剝がれた所だけでも塗膜の段差を少しでもなだらかになれば見た目も違うでしょう。また、何度も塗り替えしてある場所では塗膜段差もかなり大きくなっていると思うので旧塗膜を全て撤去しない限りただ塗っただけではフラットには見えないでしょう。

同じ塗料の濃さでも日なたと日陰では塗りやすさはかなり違います。
塗装は塗装する時の気温に大きく左右されますが、気温が高いほど油性の塗装は塗りやすいですね。そして気温が高いと塗装する物(下地材)の温度も上がるのでさらに塗りやすくなります。逆に水性塗料は下地の温度が上がると塗った瞬間から乾こうとするのでかえって塗りにくく感じます。水性塗料に関しては気温の低い方が塗りやすいのかもしれませんね。
コメント0件11月に入りましたが日中は暑くて大変です。
もう11月というのに半袖で作業できるというのはいつもより暑いという事ですよね。汗拭きタオルも使いますし、激しい作業となるとまだ空調服が必要なのかと思う時もあります。それでも朝晩の急激な変化で冷え込みも強くエアコンやストーブなどもうすでに使用していますよ。大きな温度変化は風邪をひきやすいので体調管理はしっかりとしていきたいと思います。
コメント0件ローラーの毛の長さの違いには理由がある
ローラー塗りをする時に選ぶのが「毛の長さ」です。毛の長さにはそれぞれ理由がありますが一般的に標準の毛の長さは「毛丈13mm」が標準です。それよりも短い短毛では5mmで長毛では25mmなどがあります。なぜ種類があるのかと言いますとそれぞれ使用用途が違います。短めでは平らな場所を塗る時に使いますが、長めでは凹凸の激しい部分に塗る時に使用します。この長毛では波型のトタンを塗る事も出来てとても便利です。
コメント0件破風板のペンキが剥がれてきたらどうやって対策する?
外部で塗装の劣化が激しい場所と言えば屋根ですが、屋根の次は「破風板」です。破風板は屋根の淵の木の板の部分ですが思った以上に雨に当たりやすく外壁よりも劣化しやすい所です。そして木部の破風にペンキが塗装してある場合は木の伸縮で塗膜が動きに耐えれず塗膜が浮いて剝がれに繋がってきます。塗り替えの場合は剝がれるだけ剝がしてまたその上に塗装する方法とトタン板金による破風板を丸ごと被せる破風のカバー工法があります。カバー工法は塗装に比べても数倍高いですが水弾きもよく紫外線にも強い焼付塗装なので長い目で見たときのことを考えたらこちらですね。

アスファルトに色を塗るには何の塗料がいいのか?
アスファルトに塗装する塗料は色々とあると思いますが、ベストな塗料は「水溶性塗料」が一番いいのではと思います。塗料の種類でも鉄骨に塗る強溶剤系「ラッカー系塗料」や外壁などで使用する弱溶剤系塗料「塗料シンナー系塗料」は塗るとアスファルトの黒い色を溶かす恐れがあるので、明るい色を塗った場合ではその塗料でアスファルトを溶かし黒い色が表面に上がってくるので思っていた色と違う色に仕上がる事が多いです。その反面、水溶性塗料で仕上げた場合はアスファルトを溶かす事はないのできれいに仕上がりやすいですね。
コメント0件陽のさす角度で色が違って見える事も・・・
以前、壁面の塗装をした時にお客様に「壁の塗り残しがある」と連絡が入り見に行くといつも通り塗装できていました。その原因は朝見る角度と夕方の見る角度では日のさす角度や見え方も違うので塗装できてないと感じたのかもしれません。塗装工事をする時に下から上に見上げるような角度や空全体が雲に覆われて背景が白く見える時は近くの物もきれいに塗れてないという事もあるので、そのような日は特に気にしながら作業しています。
コメント0件鉄板でも雨のたまる所は劣化しやすく錆びやすい
雨が降ってトタンや鉄板部分に雨が溜まる場所があると思いますが水はけが悪い分、錆びやすく錆が広がりやすいですね。逆に雨水が溜まらなければ錆びないし素材自体も長持ちするでしょう。ですので現場の確認をして水が溜まる所は溜まらないように角度を変えたり排水しやすいように水路を作るなど工夫すれば結果的に家も長持ちする事に繋がります。塗り替え工事の中で高圧洗浄をする時にある程度水の流れは分かるので、工事をしながら現場を把握していくことはとても大事ですね。
コメント0件フェンスの金網の塗装はローラーを使って
金網フェンスの劣化を防ぐために保護塗装しますが、網のような細いものの塗装は塗りにくくてきれいに塗るのが難しいですね。なので出来るだけ簡単に広範囲に塗るにはローラーを使って塗装しています。但しローラーの毛が短いと塗れないので長毛の長い毛のローラーで塗料をたっぷり付けてゆっくりと回して塗るという地味な作業ですが塗装は確実にできます。また、フェンスのネットが歪んでいる場合は塗りにくいので中で塗る人と外から塗る人の二手に分かれてフェンスをサンドするように塗るといいでしょう。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。