塗料の種類が同じ(耐候性ランク)でもメーカーによって濃さや乾きは全然違う
今日は工場内でのスプレーによる吹付塗装工事で上塗の仕上げ塗りをしました。その塗料は初めて使用する材料で「刷毛塗り・ローラー塗り・スプレー塗り」のどんな道具も使用可能なウレタン系の塗料です。今まで使用していた塗料もメーカーは違いますが同じウレタン系塗料でしたので同じように思っていたら大間違いでした。まず塗料を別の容器に小分けする時に缶を傾けてみると「材料が濃くてなかなか出てこない」とか「塗料が濃い分、薄め液がたくさん必要」など、また塗装してみるとメーカーにより「塗料の乾き具合が早いとか遅い」など、その(塗料の癖)は使ってみて初めて知ると思います。毎日使用している塗料でも本当に奥深いと思います。
コメント0件鉄の配管塗装を速乾錆止めと上塗りで素早く仕上げる
鉄製の「配管が錆びている」と塗装の依頼がありました。配管は何本もあり曲がり部分や繋ぎ部分など意外と塗りにくく手間はかかります。特に今回は錆の傷み部分が多く、劣化した塗膜と錆の浮いている部分の除去がメインの作業となりました。作業工程は床養生・錆落とし清掃・錆止め・上塗りですが、短時間で施工する事になり錆止めの塗装を特殊な透明錆止めを塗って錆の進行を抑えました。弊社使用しているいつもの錆止めに比べても早いので上塗りのシルバー色も早く仕上げる事ができます。でも錆が広がる前に再塗装できれば塗装の効果も長持ちするでしょう。
塗装前の状況 透明の錆止め塗装 上塗りシルバー色 コメント0件コールタールが壁や屋根のトタンに塗装してある場合には
見積もりに行って現場を見たら壁と屋根にコールタールが塗られていました。これはお客様ご自身で塗られたようで丈夫にするために塗ったようですが、この上に塗るには同じように同じ塗料(コールタール系)が無難ですが、意外と密着性が良いのはシルバー色です。どのくらいもつか正直言って不安ですが、以前の現場でも5年や10年程経っても剝がれてないので大丈夫だと思います。
コメント0件コンクリート面に塗装をするなら水性系?油性系?
コンクリート面に塗装をする時にどんな材料で塗装するのがいいのか現場の状況によって判断しています。塗料は水性系でも油性系でもどちらでも塗装できますが、塗装する場所が室内のような内部の場合は塗装した時に臭いが発生するので臭いの少ない水性系が塗装しやすいと思います。また、外部ではどちらでも塗装可能ですが油性系を使用するなら塗料の種類がアクリル系塗料(艶消し系の塗料が多い)をお勧めします。アクリル系塗料は透湿性の機能があり、塗装面が雨に濡れても素材に浸みこんだ水分を排出するなどしても塗装面が剝がれにくい性質なので普通の塗料よりも丈夫ですね。
コメント0件錆が広がる前に錆止めや上塗りをお勧めします。
絶対に早めに塗装しておいた方がいい部分である木部と鉄部で、今回は鉄部の塗装工事を紹介します。鉄部は木部同様に湿度や湿気にとても弱く、錆の発生や塗膜剥がれがおきやすい素材です。塗り替えのタイミグとしては木部の場合は3~5年、鉄部の場合は5~8年程とシリコン仕上げなどの外壁よりも耐候年数は短いです。そして一度錆が全体に広がると次の塗り替え時期も早まりますので錆の状態ができるだけ小さいうちに塗装で保護することをお勧めしています。
錆発生状況 錆発生状況 錆止め塗装 上塗り塗装 コメント0件お店の看板製作・設置取付や柱の塗装も受け付けております。
お客様の依頼や工場からの依頼で看板の製作や取り付けをよく行っています。メインとしては小型ものが多いですね。ご近所さんではエクステリア屋さんだったりパン屋さんのメイン看板と駐車スペース案内板など、また工場などでも安全に関する表示板などが多数あります。また、うちの娘も焼菓子屋を始めたのでいつも取引している看板屋さんに図案を持っていき、サイズや色合いなど打合せをして完成しました。看板がある事で気付いてくれたり様々なイメージもしやすいのかなって思います。
コメント0件細かいところまで塗って喜ばれるポイント
外壁塗装で壁以外に気になるところを塗る事はよくあります。例えば換気扇のフードや通気口のカバーなど意外と汚れる部分なので同系色や濃淡系などで仕上げるとポイントになります。また、パイプ関係の電気パイプやガスパイプなど塗ってはいけない部分を除いて鉄部など錆が出る前に塗っておくとかなり丈夫になります。現場によっては照明器具「鉄部カバーなどの外部照明」も細かい部分を塗っておくとさり気なく綺麗に仕上がって見えます。
コメント0件カラーベスト屋根の塗り替え時期が遅れると・・・
塗り替えにとって一番厳しいと感じるのは「塗り替えのタイミングを逃して劣化が進んでから塗装すること」です。外部塗装工事で屋根は雨や紫外線など一日中降り注いでいるのでとても劣化しやすい場所です。今回はカラーベスト屋根の塗り替えタイミングを逃した場合は熱や乾燥により「屋根材の変形」で屋根材が上向きに反りあがりや隙間ができます。場所によってはコケが全面に生えたり、高圧洗浄で落としにくい丈夫なコケ「黄色やオレンジ色のコケ」も生えていることがあります。また、塗装してみると分かる事ですが、屋根の素材がスポンジのように塗装しても塗料をどんどん吸い込んでしまうので材料も余分に必要となります。先日も塗り替え工事を20年以上していない現場の塗装をしましたが、見た目は普通でしたが通常の3回塗り仕上がりますが色ムラが出てしまい、4回目の塗装をしました。お客様には余分に追加工事となってしまいましたが塗り替えのタイミングを逃すと劣化の程度も増しますので気を付けていただきたいと思います。
コメント0件塗装の役割のメインは見た目よりも「保護」です。
塗装の役目は見た目も大事ですが、メインとなるのはやっぱり「保護すること」です。建物に日々紫外線が当たり、雨が当たり、風が吹いて揺れて動いたりすると外壁面や屋根面でも少しずつ劣化してきます。塗装することにより強靭な塗膜を作りますのでしばらく安心できますが、塗料の種類によって耐候年数も違ってきますので、そのことも考慮して選ばれるといいと思います。ちなみに、外部の破風板や木板・ウッドデッキなどは雨などで水分を含んで劣化しやすいので5年を目安に塗装することをお勧めします。
コメント0件外壁の艶あり仕上げと艶消し仕上げでは何がどう違う?
外壁塗装も艶有と艶消し仕上げがあります。艶あり仕上げは従来からあって塗料の種類により耐候性の程度は違いますが、劣化してくると艶がなくなってきます。そして艶消し仕上げの塗料は最初から艶がありません。塗料の種類にもよりますが弊社が使用している塗料ではシリコン塗料の艶消し仕上げ材が主流である程度の耐候性と価格を抑えたコストパフォーマンスに優れた塗料でよく使用しています。艶消し塗装仕上げは最初から艶がない分、艶の変化が見られないので劣化の程度は塗装の施工年数で状態を確認するという事になります。変化がわかりにくいので何年たっても(シーリング部分を除いて)変化なくきれいな状態を維持できるでしょう。
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最近のコメント
- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。