乾燥し過ぎのコンクリート壁は逆に塗りにくい。
塗装する条件として塗装面が水で濡れていたり湿気が多い所など湿度の高い所は塗装しても剝がれる恐れがあるなど心配ですが、今回はその逆で乾き過ぎのコンクリート壁の塗装をすることになりました。室内のコンクリート擁壁塗装でコンクリート表面もカサカサしていたので清掃するときも粉埃が凄い。塗装の時も刷毛で角などを塗りこむ時にコンクリートが塗料を瞬時に吸い取られるのできれいに塗る事ができず予想以上に時間もかかりました。使用した塗料の量も通常の倍ほど使用したので驚きです。

外壁の塗装完了イメージをつかむのにカラーシミュレーションは有効
塗り替え工事でどうせ塗り替えるなら今の色を変えてみたいと希望される方は多いと思いますが、自分の好きな色を選んだときに実際のご自宅に合うかどうかという不安があります。家の形・大きさなどでも見る角度によりイメージは変わってしまいます。そんな時に有効なのが「カラーシミュレーション」で、塗り替える前にある程度のイメージが掴めてとてもわかりやすいと思います。自分でパソコンを使って操作しながらやっていますのでお客様の好みの色以外にも「こんな色が合います」と打ち合わせ時にはご提案しています。

縞鋼板の塗装をするなら刷毛じゃなくローラーで仕上げる
床の踏み板などで使用されるシマシマの縞鋼板は表面に凹凸があり滑りにくい構造となっていますが、塗装をする時はローラーを使って塗装をしています。刷毛塗りしかできない場合は仕方ないですが、広く塗りやすい場所ならローラーで塗りたいですね。刷毛で塗ると凹凸がある分、塗料の入り込みも悪いので塗装カスレなどが起きやすくきれいに仕上がりません。ローラーで塗装する場合は凹凸があっても塗料が入り込みやすいのできれいに仕上がります。さらにきれいに仕上げるには縦塗りした後すぐに横塗りするなど塗料ムラを均等にするほどワンランク上の仕上がりとなります。


塗装工事をキチンとできるかどうかは最終的に工事をする人間性
塗装の良しあしや責任の事など最終的には施工した本人しかわからない事だと思います。塗り替えを希望する方にとって「値段が安いから」とか「大きな会社だから安心」とかよく聞きますが、実際は「営業だけで塗装はしません」とか「下請け会社が施工します」などお客様と一歩離れた話や施工が本当にいい仕事ができるのか、本当に伝わっているのか不安だと思います。弊社の場合は少人数制の完全一括施工なので見積りした本人が直接施工しますので施工要望通りの忠実に確実な施工を致しております。確実な施工ができるかどうかはその人の人間性だと思いますので日々精進していきます。

愛知県にも緊急事態宣言が出てしまい今後が心配です。
本日、午後からウイルス感染の緊急事態宣言が出ました。ニュースを見てて感染力も強いと感じます。これから徐々に広がっていくのかとにかく不安しかないのでマスク着用も欠かせません。塗装工事の方は外部工事で密室作業ではありませんし、作業中も他の人と接するという事もないので直接的な影響はほとんどないと思います。作業をする上で作業時間の変更や短縮など施工の流れの中で無理のない範囲で調整するなど対応したいと思います。
コメント0件破風板の色を決めるときに注意したいこと
破風板など下からよく見える位置の塗装でとくに気を付けることは、濃い色を塗ると決まっていても別の木の切れ端などに試し塗り「テスト塗り」して確認してから本塗りをするようにした方がいいですね。なぜなら破風板など一度濃い色を塗ってしまうと薄い色に変更することができないからです。とくにオイルステインや防虫剤など木に浸み込ませる浸透性の塗料は簡単に剥がせないからです。失敗したくないのは誰でもそうですが、薄い色から少しづつ濃い色に塗り重ねていく方法が無難だと思います。色も好みが分かれるのでじっくりと検討するのも大事ですね。

樋の塗装密着力と艶・耐候性はどれくらい
樋やパイプの塩ビ管の塗装などは昔からある合成樹脂塗料で塗装すると数年後には塗膜剥がれを起こします。その理由は詳しい事はわかりませんが、塗料の密着性や伸縮性がなくてパイプの温度変化についていけず次第にパリパリと剥がれてしまいます。しかしこの十数年前から定番となりましたウレタン塗料やシリコン塗料などは伸縮性・密着性共に強くなり剝がれることはほとんどありません。塗装間隔をあけて上塗り2回塗りすればシリコン塗装でいえば10年程度は安心ですね。もちろん、洗うか束子で掃除するなど下地処理は必要です。

無垢の破風板の塗り替えで高圧洗浄するときの注意点
和風住宅ならではの破風板塗装で塗り替えの場合は高圧洗浄(圧力を抑えた低圧洗浄)や板の汚れを分解洗浄する薬品塗布による洗浄法とあります。コストを抑えた方法では洗浄のみの方法で、洗浄時に注意することは高圧で洗いすぎないという事です。きれいに洗いたいという気持ちで高圧で洗ってしまうと破風板の木の繊維を破壊してしまい、木の柔らかい所を削り取ってしまうので凹凸になってしまいます。また、ささくれ・毛羽たちなど洗浄後の防虫剤塗装するときにも色ムラが出るなどの不具合も心配されるのでかるく汚れを落とす程度で止めて乾燥してからペーパーで微調整するなど強い洗浄は避けた方法で下地作りしたいですね。

外壁・屋根の塗り替えを判断するには劣化サインを見極める
屋根・外壁共に危機感を感じるのはひび割れなどのクラックです。カラーベスト屋根では屋根が少し欠けたり割れたりすることもありますが、下地のルーフィングシートがあるのですぐに雨が漏るという心配はありません。しかし、工場や倉庫に使用している波型のスレート屋根というのは下地のないことが多く、(下から見ると屋根材が見える)屋根に少しでもヒビが入るとすぐ雨漏れの原因となります。外壁も同様にモルタル仕上げなどではひび割れもできやすいので揺れたときに力が加わりやすい角のあたりや斜めのヒビができていたら雨で濡れると入り込む恐れがあるので隙間をコーキングで埋めるなど対策が必要です。サイディング外壁も目地のコーキング亀裂劣化が目立つようなら劣化のサインとなりますので状況に応じて打ち増し・打ち替えなどの対処が望ましいですね。



瀬戸の工場「沖テック(有)」様の工場で鉄板吹付スプレー塗装仕上げ
今日は瀬戸市にあります「沖テック有限会社」様の工場の製品となります集塵機機械本体の外観塗装仕上げ塗りをしました。この工場でお世話になりもう8年程経ちますが年々新しい事への挑戦など社長や会長をはじめ、それを支える従業員の仕事に対する熱い思いなど工場に訪れるたびに強く感じます。その思いは製品へ反映して新しい製品への改良など普段から塗装作業しているからよくわかります。そして、その気持ちに答えたいので自分も塗装が垂れる限界ギリギリまで必死にスプレー仕上げをしています。スプレー塗装も気温や湿度、天候、明るさなどが毎日違うのでそれに合わせて塗料の濃さ、量、パターン角度、エアー量など全てが普段から身に着けた塗装感覚で微調整しています。たまに失敗することもありますが、これからも皆様にご迷惑をかけないよう日々努力していきます。


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- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。