塗料の乾き具合はシンナーの種類によっても変わります。
あるメーカーの錆止め塗料は強溶剤系のラッカーシンナーで薄める事も出来て弱溶剤系の塗料シンナーで薄めて使用することもできます。なぜそんな事ができるかというと「塗り替えの場合は何が塗ってあるのかわからないので強溶剤系で薄めて塗る場合は旧塗膜を溶かしてシワができたり縮みが出たりと不具合が出る可能性が高いので弱溶剤系シンナーで薄めて使用することができる」というメリットがあります。しかし、薄め液が変われば塗料の乾き時間も変わり同じ塗料なのに塗り具合も変わります。ただ強溶剤系シンナーを使用できるほどの塗料という事は塗料自体も揮発性の高い塗料という事なので塗り替えの場合の不具合はおきやすいので試し塗りしてから塗装することをお勧めします。
コメント0件外壁ジョイントパテの良い所・悪い所
外壁のジョイント面をパテまたはシーリングなどで塗装前に打って塗装を仕上げても目地の部分がすぐに亀裂が入るってことありますよね。その訳は「下地の木と塗装する面の外壁材の釘やネジがしっかりと止まっていない事が多いです。それはパテをした時に分かりますが、パテ打ちをすると下地が動く場合「パテ打ちをすると壁面が動く場合は要注意」は気を付けた方がいいです。シーリングならまだ大丈夫ですがパテの場合は硬くなり動くと取れたり外れるので条件に合わせて使い道を変えた方が良いですね。
コメント0件サイディング外壁の土台水切りは水を切る大事な役目がある
外壁の下の方に板金で水切りが取り付けられていますが、それはただの見た目でついているわけでなく雨水の侵入を防ぐ大事な役目があります。板金のトタンがほとんどなので塗装する部分になります。錆が出ているなど劣化が進んでいる場合は錆止め上塗り仕上げ、錆はなくきれいな状態なら上塗り塗装もしくは清掃のみなど状態に合わせて施工しています。
コメント0件ベランダの塩ビシートも塗装可能です。
ベランダ床の防水シート(塩ビシート)は塗装する事ができます。日々使用していると汚れたりカビが生えたり日に焼けて表面劣化したりと自然と傷んでしまいます。塩ビシートは①高圧洗浄できれいに洗い流す②塩ビ用の下塗りのプライマーが必要 ③塩ビ用トップコートの塗装と最低限の手順がありますが塗装すると絶対にきれいに仕上がります。現場によっては表面に亀裂により雨水が侵入してシートの中に水が溜まってしまう事例などがありますが、そのようなことがなく表面劣化だけなら塗装で見違えるほどきれいに仕上がります。
下塗りの塩ビ用プライマー 上塗り 塩ビ用トップコート2液型 コメント0件アルミ製のサッシや格子も錆びる?
アルミ製品は耐久性が高くて丈夫ですが、何十年も経つと劣化して白い錆がでてきます。その錆は最初は小さくて見にくいのですが次第に大きくなりまだら模様に見えてくるので見苦しくなります。その錆を抑えるためには専用の錆止め塗装が必要で、錆止めだけでなく上塗りもしないと錆止めの効果を発揮することはできません。密着性に心配はありますがペーパーや下地の目荒らしをすると剝がれず塗装で保護できます。
コメント0件住宅のココだけは先に塗っておいた方がいい所は・・・
住宅の塗装で「ここだけは先に塗っておきたい」という所は間違いなく「木部」です。木部は自然の風合いがあり見た目もいいですが雨などの自然環境で著しく劣化が激しい部材でもあります。そのため劣化しないように塗装で保護するのはとても大事ですが劣化スピードも早いのでこまめに塗装することをが大事です。塗装頻度は鉄骨に比べても短く雨に濡れる場所ではおよそ5年を目安に塗装することをお勧めします。
コメント0件有機溶剤の塗料は臭いが強いものほど乾きが早い?
有機溶剤塗料と言っても弱溶剤系塗料(臭いの弱い塗料)と強溶剤系塗料(臭いの強い塗料)があり、塗料の蒸発(揮発性)も違ってきます。分類するとしたら臭いの強弱が簡単で臭いが強いと乾きも早いので作業しやすいですが、先に何かが塗ってある塗り替えの場合は強溶剤を使用すると前の塗装面を溶かしたり柔らかくしてシワができたりと予想外の事がおきやすいのでなるべくならその心配をしなくていいようにほとんどの場合は弱溶剤系塗料で仕上げています。
コメント0件艶消し塗装仕上げは濃い色ほど仕上げの時の色の分離が大きい
濃い色ほど色の分離しやすく塗り直しとなることもありますが、艶消し塗装仕上げは特に目立ちやすいので注意が必要ですね。ローラーを使って塗っている時は全然気づかないのに徐々に乾いて艶消し仕上げなので艶が引いてくるとわずかに色ムラがでてきます。ムラが出た場合はもう一度ムラが出ないように均等に塗り広げるときれいに仕上がります。塗装は最終的な仕上げが肝心なので最後まで気が引けませんね。
コメント0件弱溶剤系塗装の上塗り1回目後のすぐの2回目塗装は粘りが強くて引っ張る
弱溶剤系塗料の上塗り塗装で、1回目の塗装の後、直ぐに2回目を塗装した時に違和感を感じると思います。それは、「1回目の塗装がしっかりと乾ききっていない時は2回目の塗装の時に1回目の塗装面を溶かして粘りが出てしまうので塗りにくくて仕上がりにも影響します。何が原因かというと単純に「1回目の塗装の乾燥時間が標準では8時間程度から一晩程おくと次の日には引っ張らずに仕上がると思います。大事なのは塗装間隔や乾燥時間をしっかりと守る事ですね。
コメント0件外壁の吹付塗装する業者もかなり減りましたね。
外壁塗装仕上げで砂状の吹付塗装(リシンの吹付塗装仕上げ)や玉状の吹付塗装(タイルベース吹付仕上げ)はここ数年では工事してない程吹付塗装自体がなくなっています。その理由は住宅事情や住宅環境の変化などです。吹付工事をするには塗装するある程度の場所の確保や塗料飛散を最小限に抑えるために周囲の養生を完璧にしないと吹付作業はできません。塗装条件の「狭い場所」や「駐車スペースの位置や車の出入りの多い場所」では心配でなかなかうまく工事が進めれないという事も多いです。そう言ったこともあり吹付の件数も減少して今では手塗りで全て仕上げるというパターンになっています。
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- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。