今月はもう終わりですね。
今月を振り返ってみると急激に気温が低下したと感じます。気温の低下とともに塗料の粘り具合などの濃度調整も微妙に変わってきますね。気温が低下すると霜が降りたり屋根や庇が凍ったりと予想外の状態となる事も多く、朝から屋根を塗ろうとしても乾いていないので塗れないという事も意外とあります。これからの時期は塗装の仕方を工夫してしっかりとした塗装になるようにしています。朝晩も寒くなり暗くなるのも早いので塗装時間は短くなりますが段取りよく準備や施工をしています。
コメント0件硬い木のオイルステイン塗装
ベランダやウッドデッキなど耐候性のある高級な木材は硬い木が多く使われています。硬い木=雨などが浸み込みにくいので腐食しづらいという考えでしょうか。硬い木は耐候性に優れていますがどのような下地処理が適しているかというと、コケがあれば高圧洗浄ですが、強すぎると木材自体を傷めてしまうので低圧から様子を見て洗ってみるといいでしょう。高圧で洗って木に洗浄の跡が残るとオイルステイン塗装をしてもその跡はペーパー処理をしても残る可能性があります。あまり下地を傷めないようにするのも大事ですね。
コメント0件スレート倉庫屋根の塗装で2年経過しました。しかし・・・
ガレージや農業倉庫でお馴染みのスレート屋根の塗り替え工事をしましたが、その後の経過を確認したところ意外な状況になっていました。塗装の状態は大丈夫ですか、屋根がうっすらとコケで汚れて緑色かかって塗装した時の色と違って見えます。なぜそんなに見えるかというと、遮熱塗装が今ではほとんどですが遮熱性能を重視したため真っ白色を塗装してしまったため余計に気になるという事が分かりました。恐らく何色を塗ってもコケは同じように付着していると思いますが、屋根と言えば青系や茶系など濃い色を塗る事が多かったですが最近は遮熱性能重視で明るい色を選ぶ事が多いので少しでもコケの発生を抑えるならこまめに洗浄や塗り替えをするか、塗料性能のワンランクアップ(シリコン塗装であればフッ素にしてみる)など耐候性も重視する事をお勧めします。
コメント0件木目を残して色を付けるにはオイルステイン塗装
木目を残してきれいに仕上げるにはオイルステイン塗装ですが、内部と外部とでは塗料の種類や耐候性が異なります。簡単に言えば内部だと雨や紫外線に当たらない事から耐候性は必要ないので塗料価格も抑えて塗装できますが、外部は逆に耐候性を要するので何度も塗って保護する能力をあげて丈夫に保護する必要があるので塗り回数や耐候性の成分の高い塗料を使用したりするので価格も上がります。一言にオイルステインと言っても使用する場所によりいろいろと変わってきますね。
コメント0件塩ビ被覆してあるトタンの下処理方法
塩ビ鋼板ってご存知でしょうか。簡単に言えばトタン板の表面に少し硬いビニール素材のシートで被覆してある物のことを言います。塩ビ鋼板は普通に塗装することはできますがその塩ビの状態によっては剝がれの原因となる場合もありますし逆に剝がれないけど塗装面がいつまでも乾かないようなベタツキが残ったままになるという事もあります。昔かその下処理材が判らなかったという事もあり塗装屋も困惑していましたが、今ではそうならない様な下処理の材料もあります。専用のものがなくてもエポキシ樹脂の2液型万能下塗り材も普段から使用しているので大丈夫です。
コメント0件細かい塗装作業にはミニローラーがお勧め
塗装作業で広い面積を塗るのは普通の6インチローラーを使って塗りますが、細かいけど面積がある場所ではミニローラーの4インチか3インチがお勧めです。毛丈も目地が深い場合は長い方がいいですが通常は13mmくらいが一日作業ではちょうどいいと思います。塗り込んでみると塗料の付き方も毛丈で変わるもので弊社ではミニローラーの4インチの毛丈は13mmが多いですね。塗る面積は一気にたくさん塗る事はできなくてもしっかりとした仕事はできますよ。
コメント0件刷毛塗りやローラー塗り作業で起こるよくあること
手塗り作業では刷毛塗りやローラー塗りなどで仕上げる塗装はプロになるほどうまく仕上げるのは当たり前でしょうが、上手く仕上げるには何でもコツがあるものです。塗料一つとっても中身が濃い材料か薄い材料か粘りの強弱・乾燥スピードなど違いそれが塗料の癖と思っています。最近多いトラブルは気温が下がってきたので塗料の濃さです。気温が下がるほどいつもと同じ分量で薄めていても塗ってみると濃いと塗り具合で分かります。また、塗料が濃いまま塗装するとローラーや刷毛でも同じですが抜け毛現象が起きて仕上がりもきれいに見えないので気を付けないといけません。少し塗って濃いと感じたらすぐ微調整した方がいいですね。
コメント0件雨上がりで気温も下がってきましたね。
今月ももう後半となり気温も徐々に下がってきました。塗装工事も通常通りに行っていますが寒くなるとどうしても動作も少し遅くなりますね。雨上がりという事で強風になると予想していましたが、意外と弱かったので外壁の下塗りや中塗りも順調に進める事ができました。これから少しづつ寒さが増してきますが体調に気を付けて作業していこうと思います。
コメント0件外壁や屋根など、せっかく高圧洗浄するなら塗装したい
高圧洗浄する場所で塗装しなくてもいい場所(コンクリートの床面)などを除いて外壁や屋根の場合は洗浄仕立てはきれいになりますがそのままでは意外と早く汚れてくるという事があります。きれいに洗った後はできるだけ早く塗装できれば下地との密着性を落とさず剥がれを気にすることなく建物を保護できると思います。高圧洗浄は主にコケやカビなど知らぬ間に繁殖するものを水圧で洗い流せるので清潔に保つには最適ですね。
コメント0件新品の木にオイルステイン塗装
新品の木材に塗装するといっても木の状態が問題で、カンナのかかった表面がツルツルの場合とカンナ処理のしていないザラザラの状態とでは塗装の塗り加減も使用量もかなり変わります。ザラザラの場合は特に気を付けないと面積から塗料の使用量を計算しますが、ザラザラしていると塗料が隙間に入り込もうとするので通常の何倍も材料が必要となることがあります。そうならないようにある程度ペーパー処理をしてから塗ると上手く仕上がるので下地処理が大事ですね。
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- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。