塗装の役割
外壁塗装や屋根塗装の役割は見た目をきれいにするだけではありません。
防水や撥水、木部・鉄部の腐食防止など、目に見えにくい部分で快適に生活するための機能を改善します。
大切な家にいつまでもきれいに住み続けるために、外壁塗装や屋根塗装などの住宅塗装は大切な役割を果たしています。
屋根塗装の塗り重ねで耐候性も確実にアップ
塗装工事で屋根塗装の場合は下から確認することが難しいのでわかりずらいと思いますが、弊社では基本標準施工通りの3回塗りをしています。塗り進める場合、どこを塗ってどこが塗れてないか屋根の表面を見れば確実にわかりますので塗り残しのないように仕上げています。
ウッドデッキ無垢板はこまめに塗る事で渋い色合いとなり耐久性もup!
外部のウッドデッキは見た目がよく気持ちもいいですね。しかし、雨ざらしなどの場合は傷みが早く木がやせてくると刺が出で危ないですよね。ウッドデッキの塗り替えの場合は下地処理のペーパー処理(ヤスリかけ)をして、コケが多い場合は高圧洗浄をかけることもあります。塗装仕上げは防虫防腐剤塗料を2回塗り(木の状態により3回塗り)してしっかりと塗り込みます。塗装の間隔ですが理想としては年1回ですが、なかなか難しいので劣化してくる前に少しでも早く塗れたらいいですね。ちなみに、塗装中は艶がありますが乾くと艶がなくなり落ち着いた色に仕上がります。
サイデイング外壁の劣化補修は板金補修してから塗装する
外壁サイディングの平板など周囲の釘打ちの部分が割れたり欠けたりとなる事も多く、場所によっては大きなクラックとなり落下することもあります。劣化部分をよく確認して補修しておけば心配なく過ごす事ができます。下地となる木板を張り、新しい水切りトタンを折り曲げて製作して取り付けすれば完了です。外壁の前のイメージがありますので大きく補修することはできませんでしたが、真っ直ぐなラインになるよう最終形状も考えて施工しています。
木部の自然汚れ「シミ・アク」は漂泊洗浄で汚れを落とす
無塗装の無垢板などは自然に汚れると色の変色「黒色へ変色」してきます。高圧洗浄などで洗えない繊細で柔らかい素材の木板ではしみ抜き・あく抜き材による漂泊洗浄がおすすめです。専用液で汚れた部分に塗ると木に浸み込んで泡がブクブクと出てきます。これは木の汚れを分解して出てきたもので少し時間をおいて水で洗い流します。汚れの強いものは繰り返し汚れを落とします。最終的にそのままにしておくとすぐに変色してくるので、防虫剤を数回塗ると保護膜を作り耐候性を高めます。
シャッターの吹付塗装は内部も汚れないような養生が必要
シャッターなどの動きのある物は塗装塗膜が分厚くなるような塗装仕様はできるだけ避けて滑らかな開け閉めができるように薄くて均等な塗装ができる吹付仕上げで仕上げています。吹付をするのに周囲を養生して塗装しますが、忘れがちなのはシャッターの中の方まで「シャッター枠から塗装が入り込む」ので内部を汚さないように裏側の養生もしっかりとしています。車が入っていたら余計に心配ですよね。
瓦が割れているのを工事中に発見したので新品の瓦に取り換えしました。
2Fの軒樋の塗装作業中に木板「野地板」の軒天井が板の反りと赤土が漏れ出しているのを見つけたので怪しいと思い2Fの屋根をくまなく調べた所、瓦が1枚割れていました。割れていた所も軒先でしたので部屋の天井には影響はなく安心しましたが、このままでは劣化が進んでしまうので新品の瓦を屋根屋さんで瓦がきれいにおさまるように切り込みを加工して作っていただき補修することができました。このまま知らずにほったらかしの場合は雨がふるたびに流れ込んでしまうので裏側の天井は腐って落ちてしまいますが早めに対応できてよかったと思います。
破風板は外壁を守る重要なものなので定期的にメンテナンスしましょう。
破風板の大きな役割は雨など外壁に当たって汚れ・雨の侵入・劣化するのを防ぐ働きがあります。外壁の劣化を抑える代わりにダメージを受けやすい場所であるためにこまめに塗装で保護していきたいものです。無塗装の板であれば防虫剤の塗装をお勧めします。防虫剤は普通の塗装の塗膜と違い、木に浸みこませるタイプで塗装の膜を作らないため剝がれるという心配がありません。また、塗装してある場合では下地処理をしっかり行い剥がれにくい塗装方法で仕上げる。破風板の傷みが激しい場合「塗装が困難・剥がれが多い場合」はガルバリウム鋼板の破風板のトタン板張り工事も部分補修という事で施工しています。
雨で濡れると階段も滑りやすくなります。
毎日通る通路や階段も知らぬ間に汚れやコケがついてしまいます。とくに階段部分では雨で濡れると滑りやすくなりとても危険です。ケガの心配もありますので定期的に洗いたいものです。コケの種類によっては高圧洗浄でも取れにくい硬い物もありますので早めのメンテナンスできればと思います。