2020/03/21
コンクリート床の厚膜塗装で気泡が残ったまま乾いた
前回の床塗りで上塗り作業も終わり片付けようと準備していたところ、乾燥途中なのに床塗装面を見たら泡のような気泡が出ていました。通常なら泡になっても弾けてフラットな状態で仕上がるのに翌日見ると泡が残ったまま乾燥していました。しかも一部ではなく全体的に出ていて最悪な状態でした。とにかく表面に盛り上がった気泡を削り取り素材と同じ系統のエポキシ系のパテ材で埋めてから再塗装しました。厚膜用のローラー仕上げ材でしたのでローラーで塗り始めましたが思った以上に気温が高く塗料粘度も強くてとてもローラーで塗れるような状態ではなかったので急遽手元にあった金ベラで塗り広げました。想像以上に乾燥もはやく作業も手早く仕上げなくてはならずとても焦りました。気泡の原因は下地から出てくる空気ですが、下塗りで抑えられなかったのか、中塗りの塗膜が分厚くて泡が抜けきれなかったのか、気温が高かったのに冬型の硬化剤を使用したため泡がはじける前に乾いてしまったのか、撹拌機の羽の形状や回転スピードが速かったため調合時にたくさん空気を混入してしまったなど様々ありわかりませんが、この失敗が次への成功の道だと思いますのでもっと勉強していきたいと思います。
コンクリ床 厚膜乾燥状態 気泡混入(ピンホール) コメント0件コメントを残す
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- コンクリートブロックなどの塗装もよくしますが、塗り替えの場合でブロック花壇の塗装があります。ブロック塀の花壇は見える部分の外側を塗装しますが、花壇なので雨も入るし水撒きもします。常に濡れている状態が続くので中から水分が蒸発しようと外側に水分が出てきて塗装の面を押し上げて剝がれるという事もよくありました。花壇の塗装をする時には水分を通過できる塗料(透湿性)を使用するなど剥がれにくい塗料をお勧めします。
- サイデイング外壁のクリア仕上げは模様面に釘が撃ち込まれていることもあり、その釘頭が壁色にタッチアップされて変色しているので、その部分は予め補修して埋めておくかクリア仕上げした後に補修するか悩みますが、実際には最終的に透明を塗ると外壁の色も少し濃くなるなど変化するので先に色を調合してタッチアップ塗りをするのは難しいのではと思います。
- コーキング目地も同じで、きれいな状態になるように仕上げています。きれいな表面に仕上げるにはコーキングの癖「コーキングを出してからどのくらいで表面が乾いてくるのか?コーキング打設後に目地のマスキングテープはどのタイミングで取ったらいいのか。全ては早め早めに処理することが大事でコーキングをコントロールするには相当難しいのですが、今までの経験を生かしてどの季節でもきれいに仕上がるように調整して作業しています。
- コケの除去剤を実際に使用してみましたが、コケにかけてすぐに枯れるというものではなく数日間かけてゆっくり効いてくるみたいです。また、コケ以外にもカビの発生の多いので、塀など高圧洗浄で洗えるなら洗い流した方が早いと感じました。
- 塗装仕上げの基本は「速く均等に塗り広げる」事が重要で、樋の部分では繋ぎ目までを通しで塗り広げることで艶も均等な仕上がりとなるので、途中で手を止めないように気を付けて仕上げています。
- 弊社ではサイディング外壁も臭いの少ない水溶性塗料を使用することが多く耐久性に優れた塗膜と汚れにくい低汚染型の塗料(関西ペイント・トウペ)を使用しています。もちろん艶あり塗料と艶消し塗料があり、水弾き重視では艶あり塗料を推奨、和風の日本作りのお宅では艶消し塗料の落ち着いた空間作りなどお勧めしています。
- 古くなった屋根材(波板)は手で触ってみると分かりますがとても脆く少し手で押さえただけでもパリッとひび割れが出ることがあります。この場合は屋根の寿命なので台風が近づくこの季節は早めに取り換える事をお勧めします。強風で隣接お宅に飛んでいくとご迷惑おおかけしてしまう事もあるので早めの対応をお願いいたします。
- 厚膜塗装仕上げ通常よりも塗膜が分厚い分、施工単価も高くなりますが、耐久性が強いので車の駐車スペースやリフト走行などもできて硬い仕上がりとなります。
- 普段は雨の予想が出ている場合は塗装以外の養生(ビニール貼り)や清掃や下地処理など雨がいつ降っても大丈夫のように体制を整えてます。
- 屋根塗装の場合はある程度材料をまとめて練り合わせる(2液型塗料)ので、材料の効果反応を少しでも抑えるために材料は日陰に置くなど保管場所も考えて作業しています。